韓国語学習記事
ハングル検定 直前チェックリスト(級ごとの合格点・申込から当日の流れ・混同しやすい文法10組)
ハングル検定(ハン検)の直前に、受ける級の確認、申込から当日までの手順、文法の最終確認をまとめて点検するためのページです。日程・検定料・合格点の数字は、協会の公開ページを確認して更新している各ページにあります。ここには細かい値を再掲せず、どこを見ればよいかを順に示します。
受ける級と合格点を先に確かめる
ハン検は6つの級から自分で選んで申し込みます。合格点は5級・4級・3級が60点以上、準2級・2級・1級が70点以上で、3級以上には聞き取りと筆記それぞれの必須得点があります。
合格点に届いていても、必須得点に届かなかったり、聞き取り試験を受けていなかったりすると不合格になる級があります。級ごとの配点・必須得点・試験時間は、級別ガイドの1表で見比べられます。
- 1. 受ける級を決める協会が示す各級の「できること」と、今の学習内容を照らし合わせます。隣り合う級は併願もできます。
- 2. 合格点と必須得点を見る聞き取りと筆記のどちらも必須得点を超えているかを、練習の採点で確かめます。
- 3. 試験時間を確認する聞き取り、筆記の順で行われます。筆記の時間は級で異なるので、時間配分を決めておきます。
申込から当日・成績通知までの流れ
願書の申込(オンラインか郵送)、検定料の支払い、受験票の受け取り、当日の受験、正答の確認、成績通知票の受け取りの順に進みます。
願書の受付には期限があり、締め切り後は申し込めません。第66回(2026年11月8日)の願書受付はオンラインが2026年10月5日、郵送が9月30日(消印有効)までで、2026年10月9日時点で終了しています。次の回を受けるときは、受付が始まる時期を日程ページで確認してください。
受験票が届かない場合の問い合わせ期間は、回ごとに短く決められています。受験票の発送予定日を過ぎても届かないときは、期間内に協会へ連絡する必要があります。日付は回ごとに変わるため、このページには書きません。
- 申込受ける級を決め、受付期間内にオンラインか郵送で願書を出します。併願するときは願書1枚で一括して申し込みます。
- 受験票発送予定日に届いたかを確認します。会場と集合時間は受験票で確かめます。
- 当日聞き取り試験中は原則として入室できません。集合時間までに着席します。
- 試験後正答は協会のホームページで公開されます。成績通知票は、級によって発送時期が異なります。
意味が近くて迷いやすい文法10組
次の10組は、日本語に訳すと近く見える表現です。選び方の基準を1行で確認し、迷う組だけ比較ページの例文と誤りやすい点で確かめます。
ここに挙げた組は、当サイトの比較ページがある文法から、初級から中級にかけて選んだものです。ハン検の出題範囲や出題頻度を示すものではありません。受ける級の範囲は、級別ガイドの説明と、協会の語彙リスト「合格トウミ」で確かめてください。
| 比べる表現 | 選び方の基準 | 迷いやすい点 |
|---|---|---|
| 도 と 만 | 도 は対象を付け加え、만 はほかを除きます。2つは反対の働きをします。 | 前後の文に別の対象が含まれるか、除外されるかを確認します。 |
| 만 と 밖에 | 만は他の対象から制限してある一つ・一定範囲だけに限定する助詞で、肯定文・否定文どちらの述語とも結べます。밖에は「それ以外は」という意味の助詞で、主に後ろに否定表現を伴い『〜しかない』という意味を作ります。 | 만は肯定述語(좋아하다・있다など)とそのまま結べますが、밖에は否定の述語(없다・안/못など)と組み合わせるのが基本で、肯定述語と結ぶ形は実際にはほぼ使われません。 |
| 안 と 못 | 一般的な否定には 안、能力や事情によりできない場合は 못 を使います。 | 動作動詞では、単にしないのか、実行できないのかを区別します。 |
| -고 と -지만 | 並列・順序は -고、前後を対立させるなら -지만 です。 | 二つの節が並んでいることだけで -고 を選ばず、意味関係を確認します。 |
| -아서/어서 と -(으)면 | 理由・原因には -아서/어서、条件・仮定には -(으)면 を使います。 | 前節を後節の原因として示すのか、後節が成立する条件として置くのかを読みます。標準国語大辞典は -(으)면 を「不確実な、またはまだ実現していない事実を仮定して述べるときに使う連結語尾」と説明しているので、仮定として置く内容かどうかを先に確認します。 |
| -아서/어서 と -기에 | どちらも理由を示します。出来事を後ろの結果の理由としてつなぐなら -아서/어서、状態・事実を後ろの判断や行動の根拠として置くなら -기에 を候補にします。 | 二つを意味だけで完全に分けず、この文で何が後ろの結果・判断の理由になっているかを確認します。 |
| -아야/어야 되다 と 필요가 있다 | どちらも義務・必要を表しますが、-아/어야 되다 は日常会話でよく使う直接的な当為表現、-을 필요가 있다 は名詞「필요(必要)」を使って「〜する必要がある」と明示的に述べる、より形式ばった言い方です。 | 意味はほぼ同じですが、接続の形が違います。-아/어야 되다 は動詞に -아야/-어야 が付き、-을 필요가 있다 は動詞に冠形形 -(으)ㄹ が付いたうえで「필요가 있다」が続きます。改まった文書か日常会話かでどちらが自然かも変わります。 |
| -나 보다 と -는 모양이다 | -나 보다 は非格式的な会話でよく使われ、確信はやや弱いものの驚きや疑いの気持ちを伴いやすい表現です。-는 모양이다 は格式的な文章でよく使われ、確信の度合いが強く、淡々とした態度で推測を述べる表現です。 | 根拠の有無だけでなく、話し言葉か書き言葉かという場面(格式性)、驚きを伴うか淡々と述べるかという語調の違いを確認します。-나 보다 は話し手自身が直接経験した事実には使えない点も確認します。 |
| (으)로 인해 と -기 때문에 | 名詞(出来事や原因となる物事)に直接つけて、改まった書き言葉で理由を示すなら -로 인해、動詞・形容詞・이다・아니다の文につけて、話し言葉でも書き言葉でも自然に使う一般的な理由表現なら -기 때문에 を選びます。 | -로 인해 は名詞につく表現で、動詞・형용사の活用形にそのままつなげることはできません。動詞・形容詞の内容を理由にするときは -기 때문에 を使うか、理由を名詞に言い換えます。なお、好ましくない結果にだけ使う -는 탓에 という近い表現もあります。結果が否定的かどうかが、-기 때문에 との使い分けの目安です。 |
| -는 길에 と -는 김에 | 進行中の行為や移動の途中を表すなら -는 길에、ある行為の機会・きっかけを表すなら -는 김에 を使います。 | どちらも「ついでに」と訳され、国立国語院は -는 길에 の「길」にも「途中や機会」の意味があるとしています。そのため一方を機械的に誤りとせず、移動・用事の途中を示すのか、ある用事をきっかけに別の行為を加えるのかを文脈で読みます。 |
도 と 만の違いを例文で確認する → / 만 と 밖에の違いを例文で確認する → / 안 と 못の違いを例文で確認する → / -고 と -지만の違いを例文で確認する → / -아서/어서 と -(으)면の違いを例文で確認する → / -아서/어서 と -기에の違いを例文で確認する → / -아야/어야 되다 と 필요가 있다の違いを例文で確認する → / -나 보다 と -는 모양이다の違いを例文で確認する → / (으)로 인해 と -기 때문에の違いを例文で確認する → / -는 길에 と -는 김에の違いを例文で確認する →
最後に練習で確かめる
表を読んだだけで終えず、練習問題で選択肢の違いを実際に選んで確かめます。
練習問題は、回答後に日本語訳と全選択肢の違いを確認できます。間違えた項目は、文法マップで同じ意味グループの別の表現も見ておくと、混同の整理に役立ちます。
文法の練習問題を解く → / 初級文法を意味別の一覧で見渡す → / 中級文法を意味別の一覧で見渡す → / 似た文法の違いを一覧から探す → / 韓国語の文法問題の勉強法を読む →
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