韓国語学習記事

TOPIK II 聞き取り(듣기)の構成と、会話表現の聞き分け

TOPIK IIの聞き取りで何を聞くかを、主管機関の公開情報で確認できる範囲に絞って整理します。そのうえで、会話で聞き違えやすい文末表現を、意味の違いで聞き分ける方法を示します。個別の設問の流れや配点は、公開情報で確認できていないため扱いません。

編集:語学ドリル|

聞き取りの構成(50問)

TOPIK IIの問題は聞き取り50問、筆記4問、読解50問で、試験は1時間目(110分)と2時間目(70分)に分かれています。

試験は1時間目が110分、2時間目が70分と公開されています。どの問題がどちらの時間に当たるかや、聞き取りだけの所要時間は、公開情報で確認できていないため書きません。

試験の形式はマークシートです。受験の手順や当日の持ち物は、受験の流れのページにまとめています。

級ごとに聞く対話・談話の種類

公開情報では、3級は個人的な談話と広告・インタビュー・天気予報、4級はニュースや討論、5級は講演や対談が挙げられています。

主管機関は、聞き取りで評価する内容を級ごとに説明しています。3級は、個人的な談話や非常に身近な社会的テーマの対話・談話を聞いて、内容を把握し推論できるかを評価します。広告、インタビュー、天気予報などの実用談話から、大まかな内容を把握できるかも評価します。

4級は、一般的な社会的・抽象的なテーマの対話・談話や、比較的平凡な内容のニュースや討論を聞いて、内容を把握し推論できるかを評価します。5級は、業務に関わる対話、専門分野の一般的な対話や談話、身近なテーマの講演や対談を聞き、批判的な理解が可能かまで評価します。

6級は、専門分野に関わる深い対話や談話、複雑な講演・演説・対談を聞いて、批判的に理解できるかを評価します。

  1. 3級個人的な談話、身近な社会的テーマの対話。広告・インタビュー・天気予報の実用談話。
  2. 4級一般的・抽象的なテーマの対話・談話。比較的平凡な内容のニュースや討論。
  3. 5級業務や専門分野の一般的な対話・談話。身近なテーマの講演や対談。
  4. 6級専門分野の深い対話・談話。複雑な講演・演説・対談。

会話で聞き違えやすい文末表現6組

対話を聞くときは、文末の表現が「相手が知っていること」か「新しく伝えること」か、「自分の意向」か「他人の話」かを聞き分けると、話し手の意図が読めます。

これは当サイトの学習上の提案で、試験での出題を示すものではありません。公開情報が聞き取りで「内容を把握し、推論できるか」を評価すると説明しているため、話し手の意図を示す文末表現を聞き分けておくと、内容の把握に使えます。

次の6組は、会話で使う文末表現のうち、当サイトに比較ページがあるものです。選び方の基準を1行で確認し、迷う組だけ比較ページの例文で確かめます。

比べる表現選び方の基準迷いやすい点
-잖아(요) と -거든(요)聞き手もすでに知っている(はずの)事実を確認・念押しするなら -잖아(요)、聞き手がまだ知らない情報を新しく伝え、発言の背景を説明するなら -거든(요) を使います。どちらも文末で理由や事情のようなニュアンスを添えますが、対象になる情報が「聞き手も知っている(はずの)こと」か「聞き手がまだ知らないこと」かで正反対です。
-던데(요) と -대요過去の事実を思い出して、後ろに続く話の前置きや背景として述べ、聞き手の反応を待つなら -던데(요)、他の人が言った内容を「〜だそうです」と伝えるなら -다고 해요が縮まった -대요(動詞は -ㄴ/는대요)を使います。どちらも会話で相手に情報を伝えるときに使うため混同しやすいものの、標準国語大辞典が示す役割は別です。-던데は、語義1で「뒤 절에서 어떤 일을 설명하거나 묻거나 시키거나 제안하기 위하여, 그와 상관있는 과거 사실을 회상하여 미리 말할 때에 쓰는 연결 어미(後ろの節で説明・質問・指示・提案をするために、それに関係のある過去の事実を思い出して前もって言うときに使う連結語尾)」、語義2で「해할 자리에 쓰여, 과거의 어떤 일을 감탄하는 뜻을 넣어 서술함으로써 그에 대한 청자의 반응을 기다리는 태도를 나타내는 종결 어미(해体で使い、過去のことを感嘆の気持ちを込めて述べ、それに対する聞き手の反応を待つ態度を表す終結語尾)」と定義されています。一方の -대요は、[Ⅱ]の義で「'-다고 해요'가 줄어든 말(-다고 해요が縮まった言葉)」と定義され、誰かの発言を伝える形です。同辞典は -대요に、알고 있는 것을 일러바침(知っていることを言いつける)を表し主に子どもの言葉に使われる[Ⅰ]の義も挙げていますが、この比較では[Ⅱ]の伝聞を扱います。
-군요 と -네요新しく知った事実に気づいた驚きを広く表すなら -군요、話し手自身が直接見たり体験したりして気づいた事実への感嘆に使うなら -네요 を選びます。国立国語院 韓国語基礎辞典は、-네요 の語釈にだけ「말하는 사람이 직접 경험하여(話し手が直接経験して)」という限定を明記しています。-군요 にはこの限定がなく、人から聞いた話や資料を通じて知った事実にも使えるため、直接経験したかどうかで一律に置き換えないようにします。
-다고 하다 と -냐고 묻다事実や判断を述べた発話を伝えるなら -다고 하다、相手に答えを求めた質問を伝えるなら -냐고 묻다 を使います。引用前の発話が「知らせた」のか「尋ねた」のかで分けます。どちらも他者の発話を後から伝える形ですが、引用する文の種類が異なります。出来事や考えを述べる平叙文なら -다고 하다、理由・時刻・可否などへの答えを求める疑問文なら -냐고 묻다 を選びます。
-더니 と -았/었더니過去に見聞きした状態が、その後変化したことをつなぐなら -더니、自分がある行動をした結果、新しい事実に気づいたことを表すなら -았/었더니 を選びます。標準国語大辞典は接続語尾「더니」を「과거의 사태나 행동에 뒤이어 일어난 상황을 이어 주는 연결 어미. 주로 앞 절의 내용이 뒤 절의 원인이 된다(過去の事態や行動に続いて起こった状況をつなぐ連結語尾。主に前の節の内容が後の節の原因になる)」と定義しており、더니自体は前の状況と後の変化をつなぐ働きを示します。動詞の語幹に過去を表す「-았/었-」を挟んだ「-았/었더니」は、話し手自身が行った動作の直後に気づいた結果を述べる場面で使われ、-더니よりも一人称の行動の結果を述べる用法として区別されます。
-(으)ㄹ까요? と -(으)ㄹ게요相手の意向を尋ねる、または一緒にすることや自分がすることを「どうですか」と提案の形で聞くなら -(으)ㄹ까요?、話し手が自分の行動をする意志を決めて、約束として聞き手に伝えるなら -(으)ㄹ게요 を使います。日本語ではどちらも「私がしましょうか」「私がしますね」のように、自分の行動を相手に向けて述べる場面で使えるため、混同しやすい組み合わせです。標準国語大辞典は、-ㄹ까の義項2を「해할 자리에 쓰여, 어떤 일에 대하여 상대편의 의사를 묻는 종결 어미(해体で使い、ある事柄について相手の意向を尋ねる終結語尾)」、-ㄹ게を「(구어체로) 해할 자리에 쓰여, 어떤 행동에 대한 약속이나 의지를 나타내는 종결 어미(口語で해体に使い、ある行動についての約束や意志を表す終結語尾)」と定義しています。-ㄹ까は相手に意向を尋ねる質問で、答えを待つ言い方です。-ㄹ게は話し手が自分の行動を約束・意志として述べる言い方で、相手の意向は尋ねていません。丁寧に言うときは、-(으)ㄹ까 と -(으)ㄹ게 の語末に 요 を付けて、-(으)ㄹ까요・-(으)ㄹ게요 とします。なお、標準国語大辞典は -ㄹ까 の義項1として「어떤 일에 대한 물음이나 추측」も挙げていますが、この比較では相手の意向を尋ねる義項2を扱います。

練習の進め方

文法の違いを確認したあと、中級文法の練習問題で選択肢の差を実際に選んで確かめます。

練習問題は、回答後に日本語訳と全選択肢の違いを確認できます。読解の構成と、書き言葉の文法の整理は別のページにあります。

参照した資料

試験の構成と評価内容は、主管機関の韓国教育財団の試験概要ページ(2026年10月7日確認)の記載です。文法の違いは、当サイトの各比較ページが国立国語院の資料にもとづいて整理した内容の要約で、出題範囲や頻度を示すものではありません。

確認状態

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確認状態
自動検査済み・人手確認未実施
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版1
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