韓国語学習記事

TOPIK I の構成(聞き取り・読解)と、初級で取り違えやすい文法

TOPIK Iで何が出題されるかを、主管機関の公開情報で確認できる範囲に絞って整理します。そのうえで、日常の短い文を読み聞きするときに取り違えやすい助詞と否定の使い分けを、比較ページへの案内つきで示します。個別の設問の形式や配点は、公開情報で確認できていないため扱いません。

編集:語学ドリル|

TOPIK I の構成

TOPIK Iは聞き取り30問と読解40問で、10:00〜11:40の100分、休憩はありません。筆記の問題はありません。

試験内容は聞き取りと読解で、形式はマークシートです。TOPIK IIにある筆記(作文を含む)は、TOPIK Iの試験内容に挙がっていません。級ごとの全般的な評価基準には書く力への言及もありますが、試験として出題されるのは聞き取りと読解です。

合格基準は、1級が80点以上、2級が140点以上です。点数に応じて数字の級で評価され、合格点に満たない場合は不合格になります。聞き取りと読解それぞれの配点は、公開情報で確認できていないため書きません。

受験の手順や当日の持ち物は、受験の流れのページにまとめています。

1級と2級で評価される聞き取り・読解

公開情報では、1級は日常生活に関わる語句・短い文や個人的な対話、2級は生活文・説明文や実用文、社会的テーマの対話まで広がります。

聞き取りの1級は、日常生活に関わる個人的な対話や談話を聞き、内容を把握し推論できるかを評価します。2級はそれに加えて、社会的テーマを扱う対話や談話を聞いて把握し推論できるか、簡単な実用文を理解できるかを評価します。

読解の1級は、日常生活や公共の場で普段使う語句・文章・短い文を読み、情報を把握して意味を理解できるかを評価します。2級は、日常生活に関わる生活文や説明文を読んで内容を把握できるか、実生活で頻繁に接する簡単な広告文や案内文などの実用文から情報を把握できるかを評価します。

  1. 聞き取り 1級日常生活に関わる個人的な対話・談話を聞き、内容を把握して推論する。
  2. 聞き取り 2級個人的な対話・談話に加え、社会的テーマの対話・談話。簡単な実用文の理解。
  3. 読解 1級日常生活や公共の場で使う語句・文章・短い文から、情報を把握し意味を理解する。
  4. 読解 2級生活文・説明文の内容把握。簡単な広告文・案内文などの実用文から情報を把握する。

短い文で取り違えやすい文法

日常の短い文では、助詞が話題・主体・場所・相手・方向・時間の範囲のどれを示すかと、否定の形を取り違えると、意味が変わります。

これは当サイトの学習上の提案で、試験での出題を示すものではありません。公開情報が日常生活の語句や短い文から情報を把握できるかを評価すると説明しているため、短い文の意味を左右する助詞と否定を先に判別しておくと、読み聞きで迷いにくくなります。

次の6組は、初級で混同しやすく、当サイトに比較ページがある表現です。選び方の基準を1行で確認し、迷う組だけ比較ページの例文で確かめます。

比べる表現選び方の基準迷いやすい点
은/는 と 이/가話題・対比として取り上げるなら 은/는、動作や状態の主体を特定するなら 이/가 を選びます。日本語の「は・が」だけで機械的に対応させず、文中で担う役割を確認します。標準国語大辞典は 는 を「ある対象が他のものと対比されることを示す補助詞」と説明しているので、他のものと並べて取り上げる文か、「誰が・何が」を特定する文かを先に見分けます。
에 と 에서時刻・到着点・存在場所には 에、動作を行う場所や出発点には 에서 を使います。場所を表す名詞があるだけで決めず、到着・存在、そこでの動作、出発のどれかを見分けます。
에게 と 한테書き言葉でも話し言葉でも使える中立的な形なら 에게、会話中心の話し言葉として使うなら 한테 を選びます。フォーマルな文章やビジネス文書では 에게 を使います。意味の違いではなく文体の違いです。標準国語大辞典は 한테 の語義すべてに「에게보다 더 구어적이다(에게よりも一層口語的である)」と注記していますが、에게 の語義にはこの注記がありません。
에 と (으)로到着点や存在する場所を示すなら 에、進む方向を示すなら (으)로 を使います。가다・오다 と結びつく場所の名詞があっても、そこに着くことを言うのか、その方向へ向かうことを言うのかで使い分けます。
부터 と 까지範囲の開始点は 부터、終了点は 까지 で示します。時刻と場所のどちらでも使えるため、名詞の種類ではなく始点・終点で判断します。
안 と 못一般的な否定には 안、能力や事情によりできない場合は 못 を使います。動作動詞では、単にしないのか、実行できないのかを区別します。

練習の進め方

比較で基準を確認したあと、初級文法の練習問題で選択肢の差を実際に選んで確かめます。

練習問題は、回答後に日本語訳と全選択肢の違いを確認できます。初級文法を意味別に見渡すには、一覧のマップが使えます。

参照した資料

試験の構成・合格基準・評価内容は、主管機関の韓国教育財団の試験概要ページ(2026年10月8日確認)の記載です。文法の違いは、当サイトの各比較ページが国立国語院の資料にもとづいて整理した内容の要約で、出題範囲や頻度を示すものではありません。

確認状態

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