似た文法の使い分け
은(는) と 이(가)の違い
違いを先に確認する
話題・対比として取り上げるなら 은/는、動作や状態の主体を特定するなら 이/가 を選びます。日本語の「は・が」と機械的には対応しません。
日本語の「は・が」だけで機械的に対応させず、文中で担う役割を確認します。標準国語大辞典は 는 を「ある対象が他のものと対比されることを示す補助詞」と説明しているので、他のものと並べて取り上げる文か、「誰が・何が」を特定する文かを先に見分けます。
意味と役割を比べる
은/는 は、名詞を文の話題として取り上げたり、ほかと対比したりするときに使います。母音で終わる名詞には 는、子音で終わる名詞には 은 を付けます。「은(는)」の解説ページでも確認できます。
이/가 は、動作や状態の主体を示します。母音で終わる名詞には 가、子音で終わる名詞には 이 を付けます。「이(가)」の解説ページでも確認できます。
| 表現 | 中心となる役割 |
|---|---|
| 은(는) | 話題を示す 은/는 |
| 이(가) | 主語を示す 이/가 |
例文で確認する
유나( ) 학생이에요.
ユナは学生です。
친구( ) 와요.
友達が来ます。
対になる例文で見分ける
저는 학생이에요.
私は学生です。
제가 학생이에요.
私が学生です。
文はこの1語(는/가)だけが違います。左は「私について言うと」という話題の提示、右は「誰が学生か」という問いに対して主体を特定する答えです。
間違えやすい使い方
標準国語大辞典は「는」を「ある対象が他のものと対比されることを示す補助詞」と定義しています。「誰が」という問いに答えるときは対比ではなく、その人自身を主体として特定する必要があるため、主格助詞「가/이」を使います。
→ 「誰が/何が」という問いに答えるときや主体そのものを特定するときは「가/이」を、話題として取り上げたり他と対比したりするときは「는/은」を選びます。
文に書かれていない含みを読む
「그 사람은 어때요?(その人はどうですか)」と聞かれ、顔だけを取り上げて答えた場面
얼굴은 예뻐요.
顔はきれいです。
는 は「ほかのものと対比される」ことを示す助詞なので、文に書かれていない相手(ここでは顔以外の特徴)を念頭に置いた言い方になりえます。日本語の「顔は」にも同じ含みがあり、「顔はきれいだが、ほかは別」と受け取られて失礼に響くことがあります。
含みを持たせたくないときは 이/가 を使い、얼굴이 예뻐요 と言います。ただし国立国語院の回答が示すように、同じ文でも文脈によって話題や強調になる場合があり、必ず対比になるわけではありません。
この意味領域をまとめて学ぶ
目的語・所有・手段・相手を示す助詞を働きから整理します。
助詞を使い分けるを読む →この話題を扱う学習記事
同じ文法を含む他の比較
問題で使い分ける
意味を読んだ後は、一方の表現だけでなく、両方を交互に問う5問で文脈から選べるか確認します。
この2項目の比較問題は、内部品質監査で確認事項が見つかったため一時停止しています。
根拠資料と品質管理
文法の意味と用法は、次の資料で確認しています。例文と選択問題は語学ドリルの作成です。
- 根拠資料
- 国立国語院 韓国語教授学習支援センター・初級文法(初級文法項目「은(는)」の意味・用法)、国立国語院 韓国語教授学習支援センター・初級文法(初級文法項目「이(가)」の意味・用法)、国立国語院 標準国語大辞典「는」(「어떤 대상이 다른 것과 대조됨을 나타내는 보조사(ある対象が他のものと対比されることを示す補助詞)」という語釈を確認。)、国立国語院 オンライン相談室「補助詞 은/는」(「철수가 키는 크다」の 는 は一般に身長をほかの特徴と対比するが、文脈によって話題・強調にもなりうるという2026年4月8日の回答を確認。)
- 確認状態
- 自動検査済み・人手確認未実施
- 内容版
- 版1
- 人手確認日
- 未実施
- 品質表示更新日
検査の範囲と訂正の手順は作問・訂正方針、誤りの報告は練習問題の回答後の「この問題を報告する」から。
