韓国語学習記事
日本語の「に」「で」「から」にあたる韓国語の助詞
에・에서・(으)로・에게・에게서・부터の逆引き
日本語の「に」「で」「から」を韓国語にするとき、何を言っているかで助詞が分かれます。場所・時間・人・手段・出発点ごとに、標準国語大辞典の語釈で選び方を確認します。
「に」にあたる助詞:場所・時間・向かう先・人で分ける
存在する場所と時間と向かう先は 에、人や動物が相手のときは 에게・한테・께を使います。日本語は同じ「に」でも、韓国語は何に付くかで助詞を替えます。
標準国語大辞典は 에 の語義として、처소(場所)の副詞語、시간(時間)の副詞語、진행 방향(進む方向)の副詞語を挙げています。「家にいる」「朝に運動する」「学校に行く」の「に」は、どれも 에 で言えます。
「友だちに渡す」の「に」は 에 ではなく、에게 を使います。辞典は 에게 を、「사람이나 동물 따위를 나타내는 체언 뒤에 붙어」、어떤 행동이 미치는 대상を示す格助詞と説明しています。口語では 한테、目上の人には 께 です。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| 家にいる | 에 | 存在する場所(辞典の語義1:처소) |
| 朝に運動する | 에 | 時間(語義2:시간) |
| 学校に行く | 에(方向を強めるときは (으)로) | 向かう先(語義3:진행 방향) |
| 友だちに渡す | 에게・한테 | 人や動物が動作の相手(에게の語義2) |
| 先生に渡す | 께 | 相手が目上の人(에게の높임말) |
집에 있어요.
家にいます。
存在する場所は 에 です。自作の例文です。아침에 운동해요.
朝に運動します。
時間にも 에 を使います。학교에 가요.
学校に行きます。
向かう先は 에 です。친구에게 선물을 줬어요.
友だちにプレゼントをあげました。
相手が人なので 에게 です。話し言葉では 한테 も使います。「で」にあたる助詞:行動の場所は 에서、手段・材料・方法は (으)로
「図書館で勉強する」のように行動が行われる場所は 에서、「箸で食べる」のように手段・道具・材料・方法は (으)로を使います。
標準国語大辞典は 에서 の語義1を「앞말이 행동이 이루어지고 있는 처소임을 나타내는 격 조사」と定義しています。用例の「도서관에서 만나기로 하였다」のように、動作がそこで行われる場所に付きます。
(으)로 は、語義1が움직임의 방향ですが、そのほかに재료나 원료(材料)、수단·도구(手段・道具)、방법이나 방식(方法)、원인이나 이유(原因)も挙げられています。「鉛筆で書く」「木で作る」の「で」は、どちらも (으)로 です。
받침(終声)の有無で形が変わり、받침がないかㄹ받침なら 로、それ以外の받침があるときは 으로 を付けます。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| 図書館で勉強する | 에서 | 行動が行われる場所(語義1) |
| 箸で食べる | (으)로 | 手段・道具(語義5) |
| 木で作る | (으)로 | 材料・原料(語義4) |
| 大量で買う | (으)로 | 方法・方式(語義6) |
도서관에서 공부해요.
図書館で勉強します。
行動の場所は 에서 です。自作の例文です。젓가락으로 먹어요.
箸で食べます。
받침 ㄱ があるので 으로 です。연필로 써요.
鉛筆で書きます。
받침がないので 로 です。辞典は 에 の場所を「처소(存在・到着の場所)」、에서 を「행동이 이루어지고 있는 처소」と分けています。勉強するという動作を行う場所には 에서 を使います。
→ 도서관에서 공부해요.
「鉛筆で書く」の鉛筆は手段・道具なので、辞典の 으로(語義5:수단·도구)にあたります。에 は存在の場所や作用の及ぶ対象を示すので、道具には合いません。
→ 연필로 써요.
「から」にあたる助詞:出発点は 에서、人からは 에게서、時の始まりは 부터
場所の出発点は 에서、人から受ける・人が出どころのときは 에게서・한테서、時や範囲の始まりは 부터を使います。
標準国語大辞典は 에서 の語義2を「앞말이 출발점임을 나타내는 격 조사」と定義し、用例に「서울에서 몇 시에 출발할 예정이냐?」を挙げます。語義1の場所の 에서 と同じ形で、出発点を表す用法が別にあります。
에게서 は「어떤 행동의 출발점이나 행동이 비롯되는 대상임을 나타내는 격 조사」、한테서 はその口語形です。「友だちから連絡が来た」のように、人が出どころの「から」はこちらを使います。
부터 は「범위의 시작임을 나타내는 보조사」で、「9時から始まる」のような時や範囲の始まりに使います。終わりは 까지 です。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| ソウルから出発する | 에서 | 場所の出発点(에서の語義2) |
| 友だちから連絡が来る | 에게서・한테서 | 人が行動の出どころ |
| 9時から始まる | 부터 | 範囲(時間)の始まり |
서울에서 출발해요.
ソウルから出発します。
出発点の 에서 です。自作の例文です。친구에게서 연락이 왔어요.
友だちから連絡が来ました。
話し言葉では 친구한테서 とも言えます。아홉 시부터 시작해요.
9時から始まります。
時の始まりは 부터 です。日本語の助詞から韓国語を選ぶ手順
日本語の助詞を訳すのではなく、「何を表しているか」を先に決めます。場所か時間か人か道具か出発点かが決まれば、助詞が決まります。
手順は3つです。まず、前の名詞が人か物か場所かを見ます。
次に、述語が存在・動作・移動・受け渡しのどれかを見ます。最後に、表の役割に当てはめます。
ここで扱ったのは、よく使う用法だけです。에 や 에서 には、ここで触れなかった語義(原因・比較の基準・範囲など)もあります。迷ったときは、全体の早見表と練習問題で確かめてください。
助詞を役割別の早見表で見渡す → / 助詞を名詞と述語の関係から選ぶ方法を読む → / 助詞の4択問題6問で理解を確認する →
参照した資料
この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。
- 国立国語院 標準国語大辞典「에」助詞「에4」の語義1(처소)・語義2(시간)・語義3(진행 방향)の語釈を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「에서」助詞「에서2」の語義1(행동이 이루어지고 있는 처소)・語義2(출발점)の語釈と用例を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「으로」助詞「로6」の語義1(방향)・4(재료)・5(수단·도구)・6(방법·방식)の語釈を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「에게」助詞の語義2「어떤 행동이 미치는 대상」と、사람이나 동물 따위を示す체언 뒤に付く注記を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「에게서」「어떤 행동의 출발점이나 행동이 비롯되는 대상임을 나타내는 격 조사」を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「한테서」「(구어적으로) 어떤 행동의 출발점이나 행동이 비롯되는 대상임을 나타내는 격 조사」を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「부터」「어떤 일이나 상태 따위에 관련된 범위의 시작임을 나타내는 보조사」を確認(比較ページ /compare/buteo-vs-kkaji の出典と同じ)。
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