韓国語学習記事

韓国語の助詞の重なり方|에서는・에게는・(으)로는を分解

助詞が二つ以上続く形を、前の助詞が示す格関係と、後ろの補助詞が加える対比・話題に分けて読みます。重ねられない組み合わせも合わせて確認します。

編集:語学ドリル|

前の助詞で格関係を決め、後ろの는で対比を加える

에서는・에게는・(으)로는は、まず에서・에게・(으)로の役割を読み、その関係を残したまま는の対比・話題を加えた形です。

国立国語院のコーパス研究報告書は、助詞が複数結合する例として부산에서도を부산+에서+도、에는を에+는に分けています。報告書では、에는について、前の에が示す関係に는の強調・対比が加わると説明されています。

同じ手順で、에서는は에서+는、에게는は에게+는、(으)로는は(으)로+는に分けます。日本語の『では』『には』を一語として暗記せず、前の助詞が何を示し、는が何と対比しているかを順に確認します。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
에서는에서の場所・出発点などの関係に対比を加える動作の場所など、에서が必要な関係か
에게는에게の人・動物への関係に対比を加える所有・対象など、에게が必要な関係か
(으)로는(으)로の手段・方向などの関係に対比を加える手段・方向など、(으)로のどの用法か

助詞一つの差で、残る関係と対比を確認する

학교에서 한국어를 공부해요は、学校が勉強する場所だと述べます。학교에서는 한국어를 공부해요は、その場所の関係を残したまま、学校をほかの場所と対比する読みを加えます。

国立国語院の相談回答は、에게는を、一定に限定された範囲を表す格助詞에게と補助詞는の結合だと説明しています。그에게는 기회가 있어요では、彼に機会があるという関係を示したうえで、彼について取り立てています。

학교에서 한국어를 공부해요.

学校で韓国語を勉強します。

에서が勉強する場所を示す作例です。

학교에서는 한국어를 공부해요.

学校では韓国語を勉強します。

場所の에서に는を加え、学校をほかの場所と対比できる作例です。

그에게 기회가 있어요.

彼に機会があります。

에게が機会を持つ人を示す作例です。

그에게는 기회가 있어요.

彼には機会があります。

에게の関係を残し、彼を取り立てる作例です。

이 방법으로 해결할 수 있어요.

この方法で解決できます。

으로が解決の手段を示す作例です。

이 방법으로는 해결할 수 있어요.

この方法では解決できます。

手段の으로に는を加え、別の方法との対比を含められる作例です。

すべての助詞を同じ順番で重ねない

副詞格助詞と補助詞は文脈により結合できますが、主格助詞이/가と補助詞은/는は結合しません。助詞列全体を『格助詞+補助詞』だけで説明することもできません。

国立国語院の相談回答は、主格助詞이/가と補助詞은/는は結合できない一方、副詞格助詞と補助詞は文脈によって結合できると説明しています。主語を話題として取り立てるときは、학생이는ではなく학생은のように、이/가を残さず은/는へ替えます。

別の相談回答は、그것만으로도を그것+만+으로+도に分けています。補助詞만の後ろに格助詞으로、その後ろに補助詞도が続くため、助詞が複数あれば格助詞が必ず最初に来るとは限りません。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
副詞格助詞+補助詞文脈により結合できる에서는・에게는・(으)로는
이/가+은/는結合できない主語を取り立てるなら이/가を은/는へ替える
만+으로+도補助詞+格助詞+補助詞の並び助詞ごとの役割を一つずつ分ける

述語から必要な関係を決めてから는を足す

選ぶ順序は、名詞と述語の関係を決め、必要な格助詞を選び、最後に対比や話題を加えるか判断する、の三段階です。最初から『では』『には』に対応する形を探すと、動作場所の에서と存在場所の에を取り違えます。

× 있다で存在する場所を言うのに、いつも에서는を使う

는を外した基礎の助詞が에서になっています。存在する場所なら、まず에を選びます。

→ 학교에는 도서관이 있어요のように、에+는を使います。

× 학생이는 왔어요(학생이に는を足す)

国立国語院の回答では、主格助詞이/가と補助詞은/는は結合できません。

→ 主語を話題・対比として取り立てるなら、이/가を残さず학생은 왔어요とします。

× 助詞が二つ以上続けば、最初は必ず格助詞だと考える

그것만으로도は만+으로+도で、補助詞の後ろに格助詞が続きます。

→ 位置で決めず、各助詞の種類と役割を一つずつ分けます。

  1. 1. 述語との関係を決める場所・対象・手段など、名詞が文中で担う関係を確認します。
  2. 2. 基礎の助詞を選ぶ에・에서・에게・(으)로など、必要な格助詞を先に決めます。
  3. 3. 取り立てるか決めるほかと対比したり話題にしたりするときだけ은/는を加えます。

参照した資料

文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

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