韓国語学習記事
韓国語の比較表現|-에 비해・-와 달리・-보다・-만큼・-처럼・-만 못하다の使い分け
基準と比べる・違いを言う・優劣をつける・同程度と言う・似ていると言う・及ばないと言う、の6つの言い方を、標準国語大辞典の語釈と当サイトの各文法ページから整理します。
比べ方で選ぶ表現(早見表)
比較の表現は、何を言いたいかで分かれます。基準と比べる -에 비해、違いを言う -와/과 달리、優劣を言う -보다、同程度を言う -만큼、似ていると言う -처럼、及ばないと言う -만 못하다、同じだと言う -와/과 마찬가지로、判断の物差しを示す -을/를 기준으로 です。
各表現の働きは、当サイトの文法ページが扱う焦点(国立国語院 韓国語教授学習支援センターの見出しにもとづく説明)に合わせています。次の表の例文は、当サイトの自作です。
| 形 | 言いたいこと | 例 |
|---|---|---|
| -에 비해(-에 비하면) | 基準と比べて特徴や程度を言う(비하면 は規模などを考えた評価) | 작년에 비해 많이 늘었어요 |
| -와/과 달리 | 比べる二つの違いを言う | 작년과 달리 올해는 많아요 |
| -보다(-보다 더) | 基準を示し、程度が高い・低いと言う | 작년보다 더 더워요 |
| -만큼 | 基準と同程度だと言う | 누나만큼 노래를 잘해요 |
| -처럼 | 前の語と似ている・同じだと言う | 누나처럼 노래를 잘해요 |
| -만 못하다 | 基準の水準に及ばないと評価する | 온라인 설명은 직접 설명만 못해요 |
| -와/과 마찬가지로 | 二つが同じ特徴・結果を持つと言う | 누나와 마찬가지로 동생도 좋아해요 |
| -을/를 기준으로 | 分類・選定・判断に使う基準を示す | 제출 날짜를 기준으로 정리했어요 |
辞書の語釈で確かめられること
標準国語大辞典は、비하다 を「ほかのものに比較したり、見比べたりする」と説明し、助詞 보다 を「比較の対象になる語に付いて『~에 비해서』の意味を表す格助詞」としています。
처럼 は「前の語と似ている、または同じことを表す格助詞」、마찬가지 は「物の形や事のようすが互いに同じこと」、기준 は「基本となる標準」と説明されています。달리(副詞)は「事情や条件などが互いに同じでなく」です。
못하다 は「ある事を一定の水準に及ばないようにする、またはその事をする能力がない」と説明されています。-만 못하다 の形に当たる語義と用例は、今回確認できた範囲では見つかりませんでした。-만 못하다 と -만큼 の働きは、当サイトの文法ページの説明に沿って書いています。
例文で確かめる
同じ「姉」や「昨年」を基準にしても、選ぶ形で伝わることが変わります(例文は当サイトの自作です)。
올해는 작년에 비해 신청자가 많이 늘었어요.
今年は昨年に比べて申請者がかなり増えました。
-에 비해。基準(昨年)と比べた変化です。작년과 달리 올해는 참가자가 많아요.
昨年と違って今年は参加者が多いです。
-과 달리。받침があるので 과 です。올해 여름은 작년보다 더 더워요.
今年の夏は昨年より暑いです。
-보다 더。基準より程度が高いと言います。저는 누나만큼 노래를 잘해요.
私は姉と同じくらい歌が上手です。
-만큼。同程度です。저는 누나처럼 노래를 잘해요.
私は姉のように歌が上手です。
-처럼。姉に似ている様子を言います。온라인 설명은 직접 설명만 못해요.
オンラインの説明は直接の説明に及びません。
-만 못하다。基準に届かない評価です。누나와 마찬가지로 동생도 외국어를 좋아해요.
姉と同じように弟も外国語が好きです。
-와 마찬가지로。母音で終わるので 와 です。제출 날짜를 기준으로 서류를 정리했어요.
提出日を基準に書類を整理しました。
-을/를 기준으로。整理の物差しを示します。よくある間違い
日本語の「〜のように」「〜ほど」「〜より」は、場面によって近い意味になるため、形を取り違えやすくなります。
처럼 は、辞書で前の語と似ている・同じことを表す助詞と説明されます。優劣を言う助詞ではありません。
→ 姉より高いと言うなら 누나보다 키가 커요 にします。
만큼 は基準と同程度だと言う形で、優劣を言う形ではありません。
→ 昨年より暑いと言うなら 작년보다 더 더워요 にします。
各表現の文法ページと比較ページ
それぞれの形の接続や練習は、次の文法ページで確認できます。보다 と 처럼、처럼 と 만큼 の違いは、比較ページにまとめています。
-에 비해(基準との比較) → / -에 비하면(規模を考えた評価) → / -와 달리(相違) → / -과 달리(予想との相違) → / -보다(比較の基準・助詞) → / -보다(明示した基準との優劣) → / -보다 더(優劣) → / -보다(頻度の比較) → / -만큼(同程度) → / -처럼(類似) → / -만 못하다(基準に及ばない) → / -와 마찬가지로(共通性) → / -을 기준으로(判定基準) → / 보다と처럼の違い → / 처럼と만큼の違い →
参照した資料
文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。
- 国立国語院 標準国語大辞典「비하다」「ほかのものに比較したり見比べたりする」という語釈を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「보다」助詞 보다 が比較の対象になる語に付き『~에 비해서』の意味を表すという語釈を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「처럼」助詞 처럼 が前の語と似ている、または同じことを表すという語釈を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「달리」副詞 달리 が事情や条件などが互いに同じでなくという語釈を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「못하다」一定の水準に及ばないようにする、またはその事をする能力がないという語釈を確認。-만 못하다 の形に当たる語義は確認できず。
- 国立国語院 標準国語大辞典「마찬가지」物の形や事のようすが互いに同じことという語釈を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「기준」基本となる標準という語釈を確認。
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