韓国語学習記事
韓国語「치르다」と「치루다」の書き分けガイド|活用は치러・치렀다
試験を受ける、葬儀を行う、代金を払うときの動詞は「치르다」です。「치루다」「치뤘다」と書く誤りが多い理由と、活用形が「치러」「치렀다」になる仕組みを、国立国語院の標準国語大辞典から整理します。
結論:基本形は치르다、活用は치러・치렀다
動詞の基本形は「치르다」と書きます。「치루다」は標準国語大辞典で「→ 치르다」と案内される形で、過去形も「치뤘다」ではなく「치렀다」です。
標準国語大辞典で「치르다」を検索すると、動詞として1件登録されています。語義には「주어야 할 돈을 내주다(払うべきお金を出す)」「무슨 일을 겪어 내다(ある出来事を経験してやり遂げる)」「아침, 점심 따위를 먹다(朝食・昼食などを食べる)」が示され、用例には「시험을 치르다」「장례식을 치르다」が挙がっています。
同じ辞典で「치루다」を検索すると、「치루다 「동사」→ 치르다.」と表示されます。独自の語義はなく、「치르다」を見るよう案内されています。
さらに「치르다」の項目には、活用について次の注記があります。語幹が「ㅡ」で終わる一部の用言は、後ろに「-아/-어」が付くと「ㅡ」が消えて「치러」になります。これは한글 맞춤법 第18項の規定にもとづくため、「치뤄」「치뤘다」とは書かず、「치러」「치렀다」と書きます。
過去形は「치렀어요」です。標準国語大辞典の注記で「치뤘다」とは書かないと示されています。
→ 어제 시험을 치렀어요.
「-아/-어」が付くと語幹末の「ㅡ」が消えて「치러」になります。「치뤄」は辞典の注記で否定されている形です。
→ 내일 시험을 치러요.
基本形は「치르다」です。「치루다」は辞典で「→ 치르다」と案内される項目です。
→ 장례식을 치르다
間違えやすい理由:語幹の「ㅡ」が消える活用を知らない場合
「치르다」の語幹は「치르-」で、「-어」が付くと「ㅡ」が消えて「치러」になります。この消える仕組みを知らないと、「치루다」を基本形だと考えてしまうことがあります。
「치루다」が基本形だと考えると、「-어」を付けた形として「치뤄」「치뤘다」を作ってしまいます。辞典が否定しているのは、まさにこの2つの形です。
対策は、活用形を見たら「ㅡ」が消えた形かどうかを疑うことです。「치러」を見たら語幹末の「ㅡ」が消えた形だと考え、基本形を「치르다」に戻します。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| 치르다 | 代金を払う・試験や行事を経験してやり遂げる・食事をする(動詞) | 標準国語大辞典に登録。活用は치러・치렀다(한글 맞춤법 第18項) |
| 치루다 | (標準の形ではない) | 標準国語大辞典では「→ 치르다」と案内される。치뤄・치뤘다も使わない |
使い分けを例文で確認する
基本形の「치르다」から作る形を、現在・過去・目的語ごとに確認します。
다음 달에 시험을 치러요.
来月に試験を受けます。
「치르다」に「-어요」が付き、「ㅡ」が消えた치러요です。지난주에 시험을 치렀어요.
先週試験を受けました。
過去形の치렀어요です。치뤘어요とは書きません。가게에서 옷값을 치렀어요.
店で服の代金を払いました。
辞典の用例にもある「옷값을 치르다」と同じ使い方です。参照した資料
文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。
- 国立国語院 標準国語大辞典「치르다」動詞1件。「주어야 할 돈을 내주다」「무슨 일을 겪어 내다」「아침, 점심 따위를 먹다」の語義と、「시험을 치르다」「장례식을 치르다」の用例、「치뤄」「치뤘다」ではなく「치러」「치렀다」と書く旨の注記(한글 맞춤법 제18항)を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「치루다」「치루다 「동사」→ 치르다.」と表示され、独自の語義がないことを確認。
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