韓国語学習記事
韓国語の「別々に」ガイド|따로・각각・개별の使い分け
「別々に」にあたる따로・각각・개별は、日本語訳が重なって見えます。国立国語院の標準国語大辞典の語釈と用例をもとに、それぞれが何を表し、どの品詞で使われるかを整理します。
3語の語釈を並べる
標準国語大辞典では、따로は副詞(「한데 섞이거나 함께 있지 아니하고 혼자 떨어져서」「예사의 것과 다르게 특별히」の2義)、각각は名詞と副詞(副詞は「사람이나 물건의 하나하나마다」)、개별は名詞(「여럿 중에서 하나씩 따로 나뉘어 있는 상태」)です。
따로は「ほかと混ざらず離れて」という位置・状態を言います。각각は「一つ一つに対して」という配分を言い、개별は「1つずつに分かれている状態」を名詞として言います。
개별は辞書で名詞とされ、「주로 일부 명사 앞에 쓰여」という注記があります。「개별로」の形は、標準国語大辞典の検索では見出し語として出ませんでした。このため本ページでは、개별を名詞として「개별 + 名詞」の形で扱います。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| 따로(副詞) | ①한데 섞이거나 함께 있지 아니하고 혼자 떨어져서 ②예사의 것과 다르게 특별히 | 「따로 나가 살다」のように、離れている・分けてあることを言う(①)。「나도 따로 계획이 있다」のように「別に特別に」の義もある(②) |
| 각각(副詞) | 사람이나 물건의 하나하나마다 | 「네 사람은 각각 자기 의자에 앉았다」のように、1人ずつ・1つずつに当てはまることを言う |
| 각각(名詞) | 사람이나 물건의 하나하나 | 「각각의 의견」「각각의 내용」のように、「각각의 + 名詞」の形で出る |
| 개별(名詞) | 여럿 중에서 하나씩 따로 나뉘어 있는 상태 | 「개별 행동」「개별 면담」のように、名詞の前に付いて「個別の」を表す |
따로は「離れて・分けて」と「特別に」
따로の1つ目の義は、混ざったり一緒にいたりせず、離れているという意味です。辞書の用例には「따로 나가 살다」「건더기를 국물에서 따로 건져 두다」「이론과 실제가 따로 떨어져 있다」があります。
2つ目の義は「普通のものとは違って特別に」です。「나도 따로 계획이 있다」「우리만 따로 한번 만납시다」のように、ほかとは別に用意する・取り分ける場面で使われます。日本語の「別に」に近い場面です。
건더기를 국물에서 따로 건져 두다.
具を汁とは別に取り分けておく。
標準国語大辞典の따로「1」の用例です。우리만 따로 한번 만납시다.
私たちだけ別に一度会いましょう。
標準国語大辞典の따로「2」の用例です。각각は「1つずつに当てはまる」
각각の副詞の語釈は、人や物の「하나하나마다」です。辞書の用例「네 사람은 각각 자기 의자에 앉았다」は、4人のそれぞれが自分の椅子に座ったことを言っています。「사람들은 생각이 각각 달랐지만」のように、人ごとに違うという言い方にも使われます。
각각には名詞の用法もあり、「회의 참석자들은 각각의 의견을 자유롭게 이야기했다」のように、「각각의 + 名詞」で「それぞれの〜」を言います。따로の語釈には、この名詞の用法はありません。
네 사람은 각각 자기 의자에 앉았다.
4人はそれぞれ自分の椅子に座った。
標準国語大辞典の각각(副詞)の用例です。회의 참석자들은 각각의 의견을 자유롭게 이야기했다.
会議の出席者たちは、それぞれの意見を自由に話した。
標準国語大辞典の각각(名詞)の用例です。개별は名詞の前に付く「個別の」
개별は「여럿 중에서 하나씩 따로 나뉘어 있는 상태」と説明され、辞書の用例は「개별 행동」「개별 면담」です。どちらも名詞の前に付いて「個別の行動」「個別の面談」を表しています。
また、辞書の用例「소작 농가를 개별 방문 하기 시작했다」でも、개별は「방문」という名詞の前に付いています。動詞を直接修飾する副詞として載っている形ではないため、「別々に行く」を言うときは、辞書の副詞として載る따로や각각を使う方が語釈に沿います(語釈の範囲からの当サイトの整理です)。
개별 면담.
個別の面談。
標準国語大辞典の개별の用例です。개별 행동.
個別の行動。
標準国語大辞典の개별の用例です。「汁から分けて取っておく」という場面の用例は、辞書では따로の義(혼자 떨어져서)として載っています。각각は「하나하나마다」の義で、離して置くことを表す語釈ではないため、この意味とは合わないと考えられます(国立国語院が誤りと述べているわけではなく、語釈の範囲からの当サイトの判断です)。
→ 건더기를 국물에서 따로 건져 두다.
「それぞれの意見」と言う「~의 + 名詞」の形は、辞書では각각の名詞の用法として載っています。따로は副詞の語釈だけで、名詞の用法は載っていません(語釈の範囲からの当サイトの判断です)。
→ 회의 참석자들은 각각의 의견을 자유롭게 이야기했다.
迷ったときの選び方
ほかと離して・分けて置くなら따로、人や物の1つずつにそれぞれ当てはめるなら각각、「個別の+名詞」と名詞を飾るなら개별を選びます。「それぞれの〜」と名詞の前に付けるなら각각의です。
- 따로 나가 살다(離れて暮らす)따로を使います。
- 네 사람은 각각 자기 의자에(それぞれ自分の椅子に)각각を使います。
- 개별 면담(個別の面談)개별を名詞の前に付けます。
参照した資料
文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。
- 国立国語院 標準国語大辞典「따로」副詞の2義(「1」한데 섞이거나 함께 있지 아니하고 혼자 떨어져서、「2」예사의 것과 다르게 특별히)と用例(따로 나가 살다・건더기를 국물에서 따로 건져 두다・나도 따로 계획이 있다・우리만 따로 한번 만납시다ほか)を確認した。
- 国立国語院 標準国語大辞典「각각1(各各)」名詞(사람이나 물건의 하나하나)と副詞(사람이나 물건의 하나하나마다)の語釈と用例(각각의 의견・네 사람은 각각 자기 의자에 앉았다ほか)を確認した。
- 国立国語院 標準国語大辞典「개별(個別)」名詞の語釈(주로 일부 명사 앞에 쓰여、여럿 중에서 하나씩 따로 나뉘어 있는 상태)と用例(개별 행동・개별 면담・개별 방문ほか)を確認した。
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