韓国語学習記事

TOPIK II中級文法の学習順序

中級文法は、形の一覧を順番に暗記するより、似た意味を持つ表現を同じグループに置き、成立する条件の違いから学びます。

最初に意味関係で文法をまとめる

中級では文法名ではなく、理由・条件・対立・目的・推測などの役割から探せる状態を目指します。

問題文の空欄には、前後の内容を結ぶ表現が多く現れます。まず前件と後件が、原因と結果なのか、仮定と結果なのか、予想と提案なのかを判断します。

同じ日本語訳になる表現でも、会話か書き言葉か、後ろに命令や提案が続くか、話し手の意志を含むかによって使える場面が異なります。

この記事の学習順序は、公式TOPIKの指定順ではありません。国立国語院の段階区分を参照しつつ、語学ドリルが使い分けを練習しやすい意味関係の順に編集しています。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
理由・原因前件を後件の原因や根拠として示す客観的な原因か、話し手の判断根拠か
条件・仮定前件を後件が成立する条件として置く一回の仮定か、一般的・反復的な条件か
対立・譲歩予想と異なる内容を続ける単純な対比か、条件があっても結果が変わらないか
目的・意図後ろの行動を行う目的を示す移動目的か、広い意図か
推測・見込み証拠や判断から可能性を述べる予想だけか、意志や提案の根拠も含むか

理由と条件を最初の比較軸にする

前件を後件の原因として示すのか、後件が成立する条件として置くのかを分けます。

-아서/어서は原因と結果をつなぎ、-(으)면は条件が成立した場合の結果を示します。さらに-(으)니까は話し手の判断理由となり、後ろに依頼や提案を置ける場面があります。

中級では「理由」という日本語訳だけでまとめず、後件の種類まで確認します。後ろが命令・提案なのか、すでに起きた結果なのかが選択の手掛かりになります。

길이 막혀서 늦었어요.

道が混んで遅れました。

成立した原因と結果を述べています。

길이 막히면 지하철을 타세요.

道が混んだら地下鉄に乗ってください。

条件を置き、その場合の行動を示しています。

시간이 없으니까 택시를 탑시다.

時間がないのでタクシーに乗りましょう。

判断理由の後ろに提案が続きます。

対立・譲歩では予想が保たれるかを見る

前後が反対なだけなら対立、前件が成立しても結果が変わらないなら譲歩です。

-지만は前後の内容を対立させます。-아/어도は「その条件が成立しても」という譲歩を表し、普通なら予想される結果とは別の結果が続きます。

どちらも日本語で「〜ても」「〜が」と訳される場合があるため、前件が単なる対比材料なのか、後件を変えない条件なのかを読みます。

비싸지만 샀어요.

高いですが買いました。

価格と購入を対立させています。

비싸도 살 거예요.

高くても買うつもりです。

高いという条件でも購入の意志は変わりません。

目的表現は後ろの動詞から判定する

移動動詞へつながる目的と、一般的な意図・目的を分けます。

-(으)러は、가다や오다などの移動と結び付いて、その移動の目的を示します。-고자は、移動に限らず意図や目的を示し、比較的改まった文脈でも使われます。

空欄より前だけを見ると、どちらも「〜するために」と訳せます。後ろに移動動詞があるかを先に確認すると候補を減らせます。

책을 사러 서점에 갔어요.

本を買いに書店へ行きました。

買うことが移動の目的です。

문제를 해결하고자 회의를 열었습니다.

問題を解決するために会議を開きました。

移動に限らない意図を示します。

推測表現は根拠と話し手の態度を読む

何を根拠に推測し、後ろの発話へどうつなげるかを確認します。

-는 것 같다は、状況や話し手の判断をもとに、断定を避けて推測を述べます。-(으)ㄹ 텐데は予想を後ろの提案や発話の背景として示し、-(으)ㄹ 테니は話し手の意志、または強い推測を後ろの内容の根拠にします。

単に未来の話かどうかでは区別できません。予想を背景として提示するのか、意志や強い推測を根拠にして相手への依頼・提案などへつなげるのかを読みます。

비가 올 텐데 우산을 가져가세요.

雨が降りそうなので傘を持って行ってください。

予想を提案の背景として示します。

제가 준비할 테니 먼저 가세요.

私が準備しますから先に行ってください。

話し手の意志を相手への依頼の根拠にします。

中級文法の復習対象を決める

文法名ではなく、繰り返し取り違えた意味関係を復習対象にします。

理由表現を一問間違えただけで、理由表現全体が苦手とは限りません。語彙を知らなかったのか、接続形を誤ったのか、条件との意味差を取り違えたのかを分けます。

同じ意味関係を測る別の問題でも迷った場合は、比較解説へ戻ります。正答できても根拠を説明できなかった問題は、翌日以降の復習対象として残します。

参照した資料

文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

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