韓国語学習記事
韓国語の사이시옷(바닷가・냇가・깻잎)を付ける条件ガイド|한글 맞춤법 第30項
合成語の間に入る「ㅅ」の사이시옷を、国立国語院の한글 맞춤법 第30項と標準国語大辞典から整理します。바닷가・냇가・나뭇잎のように「ㅅ」を書く語と、회수ではなく횟수と書く漢字語6語の扱いを確認します。
結論:合成語で、発音の変化があり、固有語を含むときに書く
한글 맞춤법 第30項は、合成語で、後ろの語の最初の音が濃音で発音されるか「ㄴ」「ㄴㄴ」の音が加わるときに、사이시옷を付けて書くと定めています。
한글 맞춤법 第30項の本文は「사이시옷은 다음과 같은 경우에 받치어 적는다」です。第1号は、固有語だけでできた合成語で、前の語が母音で終わる場合です。(1)は後ろの語の最初の音が濃音になるもので、바닷가・냇가・뱃길が例に挙がっています。(2)は「ㄴ」の音が加わるもので、아랫니が例です。(3)は「ㄴㄴ」の音が加わるもので、깻잎・나뭇잎が例です。
第2号は、固有語と漢字語でできた合成語で、前の語が母音で終わる場合です。귓병が例に挙がっています。
解説は、사이시옷は合成語で現れる現象なので、合成語でない単一語や派生語では現れないと述べています。例として、派生語の「해님」は「햇님」にならず、合成語の「햇빛」には사이시옷が入ると説明しています。
解説は、合成語であっても、後ろの語の最初の音が濃音になるか「ㄴ」の音が加わる音の変化がなければならないとしています。「위」は「길・물」と合わさると「윗길・윗물」になるが、「턱・쪽」とは「위턱・위쪽」と書くという例が挙がっています。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| 바다+가 → 바닷가 | 固有語どうしの合成語。後ろの語の最初の音が濃音になる | 한글 맞춤법 第30項第1号(1)の例 |
| 아래+니 → 아랫니 | 固有語どうしの合成語。「ㄴ」の音が加わる | 第30項第1号(2)の例 |
| 깨+잎 → 깻잎 | 固有語どうしの合成語。「ㄴㄴ」の音が加わる | 第30項第1号(3)の例。나뭇잎も同じ号 |
| 귀+병 → 귓병 | 固有語と漢字語の合成語 | 第30項第2号(1)の例 |
辞典では바닷가・냇가・깻잎・나뭇잎・뱃길が사이시옷つきで登録される
標準国語大辞典は、これらの語を사이시옷つきの形で登録し、사이시옷なしの形では書かないと注記しています。
標準国語大辞典で、바닷가は「바닷물과 땅이 서로 닿은 곳이나 그 근처」、냇가は「냇물의 가장자리」、나뭇잎は「나무의 잎」、뱃길は「배가 다니는 길」と定義されています。
注記は、それぞれ「‘바다가’로 적지 않고 ‘바닷가’로 적는다」「‘내가’로 적지 않고 ‘냇가’로 적는다」「‘나무잎’으로 적지 않고 ‘나뭇잎’으로 적는다」「‘배길’로 적지 않고 ‘뱃길’로 적는다」とあります。깻잎には「‘깨잎’으로 적지 않고 ‘깻잎’으로 적는다」、아랫니には「‘아래니’나 ‘아랫이’로 적지 않고 ‘아랫니’로 적는다」、귓병には「‘귀병’으로 적지 않고 ‘귓병’으로 적는다」という注記があります。
なお、辞典で「바다가」を検索すると結果は0件です。「내가」は1件ヒットしますが、「來駕」という別の語で、냇가の誤表記とは関係がありません。
아낙네가 냇가에서 빨래를 한다.
女性たちが川辺で洗濯をする。
標準国語大辞典の냇가の用例です。나뭇잎이 떨어져요.
木の葉が落ちます。
辞典の語義「나무의 잎」をもとにした作例です。바닷가에 갔어요.
海辺に行きました。
辞典の語義「바닷물과 땅이 서로 닿은 곳이나 그 근처」をもとにした作例です。漢字語どうしの合成語は6語だけ:곳간・셋방・숫자・찻간・툇간・횟수
漢字語だけでできた語で사이시옷を書くのは、한글 맞춤법が挙げる二音節の6語だけです。固有語を含む귓병のような語は第2号の対象です。
第30項第3号は「두 음절로 된 다음 한자어」として、곳간・셋방・숫자・찻간・툇간・횟수を挙げています。解説は、これら以外の漢字語には사이시옷が入らないとしています。
解説は、個数(개수)・焦点(초점)・汽車間(기차간)・傳貰房(전세방)を例に、「갯수」「촛점」「기찻간」「전셋방」と書く誤りが多いが、固有語が含まれないので사이시옷は入らないと述べています。また、外来語が含まれる「오렌지빛」「피자집」にも사이시옷は書かないとしています。
標準国語大辞典の횟수(回數)には「한자어로만 된 단어에는 사이시옷을 받쳐 적지 않는 것이 원칙이되 ‘곳간…’에 한해 사이시옷을 받쳐 적는다는 규정(한글 맞춤법 제30항)에 따라 ‘회수’로 적지 않고 ‘횟수’로 적는다」という注記があります。숫자(數字)にも同じ趣旨の注記があり、「수자」ではなく「숫자」と書きます。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| 횟수(回數) | 돌아오는 차례의 수효 | 第30項第3号の6語の1つ。「회수」と書かない |
| 숫자(數字) | 수를 나타내는 글자 | 第30項第3号の6語の1つ。「수자」と書かない |
| 개수(個數) | 漢字語どうし(固有語を含まない) | 解説は「갯수」ではなく「개수」と書く例として挙げる |
辞典は、第30項により「회수」ではなく「횟수」と書くと注記しています。
→ 횟수と書きます。
解説は、個數(개수)には固有語が含まれないので사이시옷は入らないと述べています。
→ 개수と書きます。
参照した資料
文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。
- 国立国語院 한글 맞춤법 第30項本文「사이시옷은 다음과 같은 경우에 받치어 적는다」、第1号(1)〜(3)・第2号・第3号の条件と、바닷가・냇가・뱃길・아랫니・깻잎・나뭇잎・귓병・곳간・셋방・숫자・찻간・툇간・횟수の例、해설の「합성어에서 나타나는 현상」、構成要素のうち少なくとも1つは固有語でなければならない旨、漢字語には二音節の6語にだけ사이시옷が入る旨の説明を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「바닷가」名詞。「바닷물과 땅이 서로 닿은 곳이나 그 근처」の語義と、「‘바다가’로 적지 않고 ‘바닷가’로 적는다」の注記を確認。「바다가」の検索結果は0件。
- 国立国語院 標準国語大辞典「냇가」名詞。「냇물의 가장자리」の語義と、「아낙네가 냇가에서 빨래를 한다」の用例、「‘내가’로 적지 않고 ‘냇가’로 적는다」の注記を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「깻잎」名詞。「들깻잎과 참깻잎을 통틀어 이르는 말」の語義と、「‘깨잎’으로 적지 않고 ‘깻잎’으로 적는다」の注記を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「나뭇잎」名詞。「나무의 잎」の語義と、「‘나무잎’으로 적지 않고 ‘나뭇잎’으로 적는다」の注記を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「뱃길」名詞。「배가 다니는 길」の語義と、「‘배길’로 적지 않고 ‘뱃길’로 적는다」の注記を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「횟수」名詞。「돌아오는 차례의 수효」の語義と、「‘회수’로 적지 않고 ‘횟수’로 적는다」の注記を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「숫자」名詞。「수를 나타내는 글자」などの語義と、「‘수자’로 적지 않고 ‘숫자’로 적는다」の注記を確認。
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