韓国語学習記事

韓国語の「まるで・危うく・到底」

마치・하마터면・도저히と文末の組み合わせ

마치・하마터면・도저히は、後ろに来る文末の形がほぼ決まる副詞です。「まるで〜のようだ」「危うく〜するところだった」「到底〜できない」の組み合わせを整理します。

編集:語学ドリル|

마치・하마터면・도저히の役割の違い

마치は「〜のようだ」、하마터면は「-(으)ㄹ 뻔했다」、도저히は「-(으)ㄹ 수 없다」のような否定の文末と組みます。

標準国語大辞典は마치を「거의 비슷하게」(ほとんど似ているように)と説明しています。そのため、「まるで〜のようだ」のように、たとえの表現と組みます。

하마터면の語釈は「조금만 잘못하였더라면. 위험한 상황을 겨우 벗어났을 때에 쓰는 말이다」(少しでも誤っていたら。危ない状況をやっと抜け出したときに使う言葉)です。

文末の-(으)ㄹ 뻔하다は、補助形容詞の뻔하다として「앞말이 뜻하는 상황이 실제 일어나지는 아니하였지만 그럴 가능성이 매우 높았음을 나타내는 말」と説明されています。実際には起きなかったことを表すので、하마터면は主に過去形の-(으)ㄹ 뻔했다と組みます。

도저히の語釈は「아무리 하여도」(どんなにしても)です。語釈の意味から、日本語の「到底〜ない」のように、あとに「できない」「ない」などの否定の文末が来るのが自然です。これは語釈から導いた日本語側のめやすです。

語辞書の語釈の中心手がかり
마치まるで辞書の語釈は「거의 비슷하게」。たとえの形と組む。
하마터면危うく辞書の語釈は「조금만 잘못하였더라면」。-(으)ㄹ 뻔했다と組む。
도저히到底・どうしても辞書の語釈は「아무리 하여도」。否定の文末と組む。

마치 꿈을 꾸는 것 같아요.

まるで夢を見ているようです。

たとえの表現と組む使い方です。自作の例文です。

하마터면 지하철을 놓칠 뻔했어요.

危うく地下鉄に乗り遅れるところでした。

実際には起きなかったことを表します。自作の例文です。

도저히 혼자서는 못 해요.

到底ひとりではできません。

否定の文末と組む使い方です。自作の例文です。

日本語から引く:「まるで」「危うく」「到底」と文末の対応

日本語の「まるで〜ようだ」「危うく〜ところだった」「到底〜ない」は、それぞれ마치・하마터면・도저히と対応する文末をセットで覚えます。

副詞だけを覚えても、文末の形が違うと文が成り立ちません。日本語と同じく、副詞と文末は組みで使います。

ただし、これは辞書の語釈から導いた日本語側のめやすです。辞書が文末の形を限定しているわけではありません。

日本語近い韓国語手がかり
まるで〜のようだ마치 + -(으)ㄴ/는 것 같다たとえ・似ていることを言う。
危うく〜するところだった하마터면 + -(으)ㄹ 뻔했다実際には起きなかったことを言う。
到底〜できない도저히 + -(으)ㄹ 수 없다・못 -どんなにしても難しいことを言う。

하마터면 우산을 두고 올 뻔했어요.

危うく傘を置いてくるところでした。

起きかけて、結局は起きなかった場面です。自作の例文です。

이 문제는 도저히 풀 수 없어요.

この問題は到底解けません。

-(으)ㄹ 수 없다と組む使い方です。自作の例文です。

よくある取り違え:하마터면に肯定の過去形をつなぐ

하마터면のあとに、実際に起きた出来事を普通の過去形で続けると、「危うく」の意味になりません。-(으)ㄹ 뻔했다で言います。

하마터면は、危ない状況をやっと抜け出したときの言葉です。実際に起きたことを続けると、語釈の「조금만 잘못하였더라면」(少しでも誤っていたら)の意味と合いません。

도저히のあとに「できる」のような肯定の文末を置くのも不自然です。

× 하마터면 지하철을 놓쳤어요.

하마터면は、実際には起きなかった危ない状況を言う語です。起きたこととして過去形で言うと、「危うく」の意味になりません。

→ 하마터면 지하철을 놓칠 뻔했어요.

× 도저히 혼자서 할 수 있어요.

도저히は、どんなにしても難しいことを言う語です。「できる」という肯定の文末とはかみ合いません。

→ 도저히 혼자서는 할 수 없어요.

参照した資料

この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

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