韓国語学習記事
韓国語の願望・提案の使い分け
-고 싶다・-았/었으면 좋겠다・-기를 바라다・-(으)ㄹ까요・-(으)ㅂ시다
「〜したい」「〜だといいな」「〜しましょう」を言い分ける表現を、標準国語大辞典と国立国語院 韓国語教授学習支援センターの記載にもとづいて整理します。自分の望み・第三者の望み・状況への願い・相手への願い・一緒にする提案の5つに分けて、どの形を選ぶかを確認します。
結論(誰の、何についての望みかで形を選ぶ)
自分がしたいことは -고 싶다、第三者がしたがっていることは -고 싶어 하다、状況が実現してほしい願いは -았/었으면 좋겠다、相手に向けた願いは -기를 바라다、聞き手と一緒にする提案は -(으)ㄹ까요・-(으)ㅂ시다を選びます。
標準国語大辞典で「싶다」は補助形容詞で、語釈は「앞말이 뜻하는 행동을 하고자 하는 마음이나 욕구를 갖고 있음을 나타내는 말」です。自分がしたい行動を述べる形の中心になります。
「바라다」は動詞で、語釈は「생각이나 바람대로 어떤 일이나 상태가 이루어지거나 그렇게 되었으면 하고 생각하다」です。何かが実現してほしいという願いを表す語で、-기를 바라다の形で相手や状況への願いを述べるときに使います。
提案の側では、-ㅂ시다は同じ辞典で「하오할 자리에 쓰여, 어떤 행동을 함께하자는 뜻을 나타내는 종결 어미」、-ㄹ까は「해할 자리에 쓰여, 어떤 일에 대한 물음이나 추측을 나타내는 종결 어미」と載っています。どちらも聞き手と一緒にする行動を話題にできる形です。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| -고 싶다 | 自分がしたい(話し手の希望) | 標準国語大辞典「싶다」は행동을 하고자 하는 마음이나 욕구。疑問文では聞き手の希望を尋ねる |
| -고 싶어 하다 | 第三者がしたがっている | 教授学習支援センターは、話す人でも聞く人でもない他の人が主語になると説明 |
| -았/었으면 좋겠다 | 状況が実現してほしい願い | 「-으면」は辞典で아직 이루어지지 아니한 사실を가정する連結語尾。解説者の整理として、願いの言い方に使える |
| -기를 바라다 | 相手や状況に向けた願い | 「바라다」は이루어지거나 그렇게 되었으면 하고 생각하다 |
| -(으)ㄹ까요 / -(으)ㅂ시다 | 聞き手と一緒にする提案 | -ㅂ시다は함께하자는 뜻の종결 어미。-ㄹ까は상대편의 의사를 묻는 義項もある |
自分の望みと第三者の望み(-고 싶다と-고 싶어 하다)
「私はしたい」なら -고 싶다、「彼・彼女はしたがっている」なら -고 싶어 하다です。第三者の主語に -고 싶다を付けると、辞典・センターの説明する主語の範囲を外れます。
教授学習支援センターは、-고 싶다の主語は平叙文では話す人、疑問文では聞く人であり、-고 싶어 하다の主語は話す人でも聞く人でもない第三者だと説明しています。主語が誰かで形を決めます。
저는 한국어를 더 배우고 싶어요.
私は韓国語をもっと学びたいです。
話し手の希望なので -고 싶다です。自作例文です。동생은 한국어를 더 배우고 싶어 해요.
弟は韓国語をもっと学びたがっています。
第三者の希望なので -고 싶어 하다です。自作例文です。-고 싶다の主語は平叙文では話す人です。第三者の希望は -고 싶어 하다で述べます。
→ 동생은 한국어를 더 배우고 싶어 해요.
-고 싶어 하다は話す人でも聞く人でもない他の人が主語の形です。自分の希望は -고 싶다で述べます。
→ 저는 한국어를 더 배우고 싶어요.
状況・相手への願いと、一緒にする提案を分ける
天気や結果など、自分の力で決まらないことの実現を望むなら -았/었으면 좋겠다、相手に何かを願うなら -기를 바라다、「一緒にしよう」と呼びかけるなら -(으)ㄹ까요・-(으)ㅂ시다です。
-았/었으면 좋겠다の「-으면」は、標準国語大辞典で「불확실하거나 아직 이루어지지 아니한 사실을 가정하여 말할 때 쓰는 연결 어미」と載っています。まだ実現していないことを前提にして「そうなったらよい」と述べるので、願いの文に使えると解説者は整理しています(この組み立ては辞典の記載ではなく、解説者による整理です)。
提案では、-ㅂ시다が하오할 자리、-ㄹ까が해할 자리に使われると辞典に示されています。ここでは、一緒にする行動を持ちかける形として2つを並べ、丁寧な場面での使い方の細かな差は辞典から確認できた範囲に留めて扱いません。
내일 날씨가 좋았으면 좋겠어요.
明日、天気がよければいいなと思います。
自分では決められない状況の実現を望む文です。自作例文です。시험을 잘 보기를 바랍니다.
試験がうまくいくことを願っています。
相手に向けて、実現してほしいことを述べる文です。自作例文です。같이 점심을 먹을까요?
一緒にお昼を食べましょうか。
聞き手の意向を尋ねる提案の形です。自作例文です。다 같이 시작합시다.
みんなで始めましょう。
함께하자는 뜻を表す-ㅂ시다です。自作例文です。「바라다」自体が実現してほしいと思う意味を持つので、さらに -고 싶다を重ねる必要はありません。
→ 내일 비가 오지 않기를 바라요. / 내일 비가 오지 않았으면 좋겠어요.
-ㅂ시다は함께하자는 뜻を表す語尾です。意向を尋ねるときは、상대편의 의사를 묻는 義項のある -(으)ㄹ까요を使います。
→ 같이 갈까요?
-(으)ㄹ까요と-(으)ㄹ게요を比べる → / 意志・約束・意向の文末を使い分ける → / 問題で願望・提案の形を確認する →
参照した資料
この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。
- 国立国語院 標準国語大辞典「싶다」補助形容詞。「앞말이 뜻하는 행동을 하고자 하는 마음이나 욕구를 갖고 있음을 나타내는 말」の語釈を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「바라다」動詞「1」の語釈「생각이나 바람대로 어떤 일이나 상태가 이루어지거나 그렇게 되었으면 하고 생각하다」を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「으면」語尾「1」の語釈「불확실하거나 아직 이루어지지 아니한 사실을 가정하여 말할 때 쓰는 연결 어미」を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「ㅂ시다」語尾「하오할 자리에 쓰여, 어떤 행동을 함께하자는 뜻을 나타내는 종결 어미」の語釈を確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「ㄹ까」語尾「1」「해할 자리에 쓰여, 어떤 일에 대한 물음이나 추측을 나타내는 종결 어미」の語釈を確認。
- 国立国語院 韓国語教授学習支援センター「-고 싶다」[유사 문법]節で、-고 싶다は平叙文では話す人・疑問文では聞く人が主語、-고 싶어 하다は話す人でも聞く人でもない他の人が主語になると明記されていることを確認。
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