韓国語学習記事

韓国語の時制完全ガイド

現在・過去・未来・予定・推測

韓国語の時制を、出来事の時間だけでなく、予定・意志・推測という話し手の判断まで分けて整理します。

編集:語学ドリル|

時制と話し手の判断の区別

過去の -았/었-、進行の -고 있다、未来に関わる -(으)ㄹ 거예요を同じ一本の時間軸だけで処理しないことが出発点です。

-았/었- は完了した出来事を示します。-고 있다 は基準時点で続いている動作を示します。一方、-(으)ㄹ 거예요 は将来の予定にも推測にも使われるため、主語と根拠を読む必要があります。

내일 공부할 거예요 は話し手自身なら予定として読めますが、민수 씨도 올 거예요 は文脈によって予測になります。単に『未来形』とだけ覚えると、この違いを見落とします。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
-았/었-過去・完了出来事がすでに起きたか
-고 있다進行・継続基準時点で動作が続くか
-(으)ㄹ 거예요予定・推測主語の計画か、状況からの予測か

同じ動詞で時間だけを変えた比較

語彙を固定し、文末と時間表現だけを変えると、時制が担う差を確認できます。

오늘 공부해요、어제 공부했어요、지금 공부하고 있어요、내일 공부할 거예요 を並べると、語幹 공부하- を保ったまま時間の違いを比較できます。

過去形は語幹の母音によって形が変わります。意味の判断と活用形の作成を一度に混ぜず、まず時間関係を決め、その後で形を確認します。

어제 한국어를 공부했어요.

昨日、韓国語を勉強しました。

完了した過去の出来事です。

지금 한국어를 공부하고 있어요.

今、韓国語を勉強しています。

発話時点で進行中です。

내일 한국어를 공부할 거예요.

明日、韓国語を勉強するつもりです。

話し手の予定です。

予定と推測の見分け方(主語・根拠)

一人称の制御可能な行動では予定になりやすく、第三者や天候のように話し手が直接決められない事柄では推測になりやすい、という読み分けができます。ただし主語だけで機械的に決めず、前後の根拠も確認します。

× -(으)ㄹ 거예요をすべて単純未来とする

予定と推測で話し手の関わり方が異なります。

→ 主語が決める行動か、状況から予測する出来事かを確認します。

× 時間副詞だけで時制を決める

「내일」という時間副詞が付いていても、予定・意志・推測など複数の表現が成立します。

→ 出来事の時間を決めた後、発話の目的を確認します。

-겠-が持つ意志・推測・婉曲の三つの働き

-겠-は同じ形のまま、話し手の意志を表す用法、根拠に基づく推測を表す用法、断定を避けて婉曲に述べる用法の三つを担います。

国立国語院 우리말샘は語尾「-겠-」について、語義001「미래의 일이나 추측을 나타내는 어미(未来のことや推測を表す語尾)」、語義002「주체의 의지를 나타내는 어미(主体の意志を表す語尾)」、語義004「완곡하게 말하는 태도를 나타내는 어미(婉曲に述べる態度を表す語尾)」を、いずれも이다の語幹・用言の語幹または語尾-으시-・-었-の後に付く同じ形の語尾として別々に挙げています。

제가 하겠습니다のように主語が話し手自身で、これから行う行動を述べる文では意志を表します。하늘을 보니 비가 오겠어요のように、目の前の状況を根拠に先のことを述べる文では推測を表します。

잘 모르겠습니다のように、断定を避けてやわらかく述べる決まった言い方では婉曲を表します。同じ-겠-でも、主語と後件の内容によって三つの働きを読み分けます。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
意志話し手自身が行おうとする行動主語が話し手で、動詞に付く
推測根拠に基づく先のことの推測状況や兆候から判断する
婉曲断定を避けてやわらかく言う모르겠습니다など決まった言い方

제가 그 일을 하겠습니다.

私がその仕事をいたします。

話し手自身の意志を表す-겠-です。

이 짐은 정말 무겁겠어요.

この荷物は本当に重そうです。

目の前の様子を根拠にした推測を表す-겠-です。

죄송하지만 잘 모르겠습니다.

申し訳ありませんが、よく分かりかねます。

断定を避けて婉曲に述べる-겠-です。
× 主語が話し手自身でない文でも-겠-をすべて意志として読む

우리말샘は의지を表す語義002と미래의 일이나 추측を表す語義001を別の語義として挙げています。

→ 主語が話し手自身で、これから行う行動を述べる文かを確認します。

× 모르겠습니다を単なる未来の推測と読む

우리말샘は완곡하게 말하는 태도を表す語義004を、추측を表す語義001とは別に挙げています。

→ 話し手が断定を避けてやわらかく述べる決まった言い方かを確認します。

-았었-による、現在と切り離された過去の強調

-았었-(-었었-)は、現在と比較して異なる・断絶している過去の出来事を表す語尾で、単に完了した出来事を示す-았-(-었-)と区別されます。

国立国語院 우리말샘は「-았었-」を「((끝음절의 모음이 'ㅏ, ㅗ'인 용언의 어간 뒤에 붙어))((다른 어미 앞에 붙어))현재와 비교하여 다르거나 단절되어 있는 과거의 사건을 나타내는 어미(語幹末の母音が『ㅏ, ㅗ』の用言の語幹に付き、他の語尾の前に付いて、現在と比較して異なる、または断絶している過去の事件を表す語尾)」と定義しています。一方-았-(-었-)は、語義の一つに「완료되어 현재까지 지속되거나 현재에도 영향을 미치는 상황을 나타내는 어미(完了して現在まで続く、または現在にも影響を及ぼす状況を表す語尾)」を含み、現在との継続・関連を断定も否定もしません。

저는 부산에 살았어요 は完了した過去の出来事を述べるだけで、今も釜山に住んでいる可能性を残します。저는 어릴 때 부산에 살았었어요 は、-았었-が「現在と断絶した過去」を明示するため、今は釜山に住んでいないことを含みます。同じ出来事でも、現在との関係を残すか切り離すかで語尾を選びます。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
-았-/-었-完了した過去(現在との関連は問わない)今も続いている可能性を残す
-았었-/-었었-現在と断絶した過去今とは違う、すでに終わった過去を強調する

저는 부산에 살았어요.

私は釜山に住んでいました。

今も住んでいる可能性を残す、完了した過去です。

저는 어릴 때 부산에 살았었어요.

私は幼い頃、釜山に住んでいました。

-았었-が現在とは断絶した過去(今は住んでいない)を明示します。
× 現在も続いている状態や習慣を-았었-で表す

우리말샘は-았었-を現在と比較して異なる、または断絶している過去の事件を表す語尾と定義しており、現在まで続く状態を表す語尾ではありません。

→ 現在も続く状態や事実なら-았-(-었-)を使い、今とは違う・すでに終わったことを強調するときだけ-았었-(-었었-)を使います。

参照した資料

この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

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