韓国語学習記事

韓国語の間接話法完全ガイド

平叙・疑問・命令・勧誘

引用する元の発話目的を見分け、平叙文・疑問文・命令文・勧誘文を適切な形へ変換します。

編集:語学ドリル|

元の発話目的による四つの分類

内容を述べたなら -다고 하다、質問なら -냐고 하다、命令・依頼なら -(으)라고 하다、勧誘なら -자고 하다を使います。

間接話法では、日本語の『〜と言った』だけを見ても形を決められません。引用前の文が平叙、疑問、命令、勧誘のどれだったかを復元します。

発話者・聞き手・引用先が変わるため、人称や時刻表現も文脈に合わせます。形だけを置換せず、誰が誰に何を伝えたかを確認します。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
-다고 하다平叙文の引用事実・考えを述べた
-냐고 하다疑問文の引用答えを求めた
-(으)라고 하다命令・依頼の引用相手に行動を求めた
-자고 하다勧誘文の引用一緒の行動を提案した

直接話法から一段ずつ変換する手順

민수 씨가 ‘내일 가요’라고 했어요 を内容中心に伝えると 민수 씨가 내일 간다고 했어요 になります。‘언제 가요?’なら 언제 가냐고 물었어요、‘같이 가요’という勧誘なら 같이 가자고 했어요 です。

민수 씨가 내일 간다고 했어요.

ミンスさんが明日行くと言いました。

平叙文の内容を引用します。

지수 씨가 언제 가냐고 물었어요.

ジスさんがいつ行くのかと尋ねました。

疑問文を引用します。

선생님이 책을 읽으라고 했어요.

先生が本を読むように言いました。

命令・依頼を引用します。

친구가 같이 가자고 했어요.

友達が一緒に行こうと言いました。

勧誘を引用します。

時制・品詞・縮約形の後からの確認

平叙文では動詞・形容詞・名詞述語や時制によって接続形が変わります。最初に発話目的を決め、その後で現在・過去・未来と品詞に合う形を確認すると、判断を分離できます。

標準国語大辞典には、間接引用節に使う「-ㄴ다고」「-는다고」「-다고」が、それぞれ引用の格助詞「고」が付いた形として載っています。下の表は、平叙文を引用するときの品詞と時制ごとの接続形です。

品詞・時制接続形例(元の文 → 引用)
動詞・現在(パッチムなし)語幹+-ㄴ다고가요 → 간다고 했어요
動詞・現在(パッチムあり)語幹+-는다고먹어요 → 먹는다고 했어요
形容詞・現在語幹+-다고예뻐요 → 예쁘다고 했어요
動詞・形容詞・過去語幹+-았/었다고갔어요 → 갔다고 했어요
動詞・未来や意志語幹+-겠다고가겠어요 → 가겠다고 했어요
名詞述語名詞+-(이)라고학생이에요 → 학생이라고 했어요
× すべて-다고 했어요へ変える

疑問・命令・勧誘では引用の形が異なります。

→ 元の発話が聞き手に何を求めたかを確認します。

× 引用符を外すだけで間接話法にする

人称・時刻・文末の視点が引用者側へ移ります。

→ 発話者、聞き手、引用時点を一度書き出します。

名詞述語を引用する-(이)라고 하다の確認

이다・아니다で終わる名詞述語を引用するときは、名詞の最後の音節にパッチムがあれば-이라고 하다、パッチムがなければ-라고 하다を使います。

標準国語大辞典は「이라고」を「앞말이 직접 인용되는 말임을 나타내는 격 조사(前の語が直接引用される語であることを示す格助詞)」と定義しています。国立国語院 韓国語教授学習支援センターはさらに接続の規則として、前に来る語の最後の音節にパッチムがあれば「이라고」を、パッチムがなければ「라고」を使うと説明し、「이라고」は「이라」に、「라고」は「라」に短縮できることも示しています。

-다고 하다・-냐고 하다・-(으)라고 하다・-자고 하다が主に動詞・形容詞述語の引用を担うのに対し、-(이)라고 하다は名詞+이다という名詞述語の引用を担います。同じ間接話法の枠組みの中で、引用する元の文が名詞述語かどうかも確認します。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
-이라고 하다パッチムがある名詞述語の引用병원이다 → 병원이라고 해요
-라고 하다パッチムがない名詞述語の引用의사이다 → 의사라고 해요

민수 씨는 자신이 의사라고 했어요.

ミンスさんは自分が医者だと言いました。

의사はパッチムがない音節で終わるため、-라고 하다になります。

지수 씨는 이곳이 병원이라고 했어요.

ジスさんはここが病院だと言いました。

병원はパッチム(ㄴ)で終わるため、-이라고 하다になります。
× 名詞述語の引用にも動詞・形容詞と同じ-다고 하다をそのまま使う

標準国語大辞典は「이라고」を直接引用を表す格助詞として扱い、国立国語院 韓国語教授学習支援センターは前の名詞の最後の音節のパッチムの有無で「이라고」「라고」を使い分けると説明しています。

→ 引用する元の文が名詞述語(이다/아니다)かを確認し、パッチムの有無で-이라고 하다/-라고 하다を選びます。

依頼・禁止を引用する-아/어 달라고 하다・-지 말라고 하다

元の発話が「〜してください」と話し手のための依頼なら -아/어 달라고 하다、「〜しないでください」という禁止なら -지 말라고 하다で引用します。

「命令・依頼なら -(으)라고 하다」とまとめると、依頼と禁止も同じ形で足りるように見えます。実際には、話し手のためにしてほしい依頼と、行動を止める禁止は、補助動詞の달다と말다を使う専用の形になります。

標準国語大辞典は달다(同形語5)を、「동사 뒤에서 '-어 달라', '-어 다오' 구성으로 쓰여 듣는 이가 말하는 이를 위해 앞말이 뜻하는 행동을 베풂을 나타내는 말」、말다(同形語3)を「동사 뒤에서 '-지 말다' 구성으로 쓰여 앞말이 뜻하는 행동을 하지 못하게 함을 나타내는 말」と説明しています。引用では、これらの命令形「달라」「말라」に 고 が付いて 달라고 하다・말라고 하다になります。

元の発話を復元すると、形を選びやすくなります。「문을 열어 주세요」を伝えるなら 열어 달라고 했어요、「먹지 마세요」なら 먹지 말라고 했어요、「읽으세요」なら 읽으라고 했어요です。依頼の受益者が引用元の話し手ではなく別の第三者のときは 달라고 でなく 주라고 を使います(違いは下の比較ページで確認できます)。

元の発話引用の形例(元の文 → 引用)
命令-(으)라고 하다읽으세요 → 읽으라고 했어요
話し手のための依頼-아/어 달라고 하다열어 주세요 → 열어 달라고 했어요
禁止-지 말라고 하다먹지 마세요 → 먹지 말라고 했어요

선생님이 저에게 문을 열어 달라고 했어요.

先生が私にドアを開けてほしいと言いました。

ドアを開けてもらうのは引用元の話し手(先生)なので、-아/어 달라고 하다を使います。

의사가 매운 음식을 먹지 말라고 했어요.

医者が辛い食べ物を食べないようにと言いました。

元の発話は「먹지 마세요」で、禁止は-지 말라고 하다になります。

선생님이 학생에게 책을 읽으라고 했어요.

先生が学生に本を読むようにと言いました。

上の二つと比べると、ふつうの命令は-(으)라고 하다で足ります。
× 禁止の引用を「먹지 않으라고 했어요」のように、否定の않다で作る

標準国語大辞典は말다を「앞말이 뜻하는 행동을 하지 못하게 함」を表す補助動詞とし、'-지 말다' 構成で使うと説明しています。禁止の命令は않다でなく말다を使う形です。

→ 禁止を引用するときは、-지 말라고 하다にします。

× 話し手のための依頼を「문을 열라고 했어요」と、-(으)라고 하다だけで伝える

標準国語大辞典の달다は「듣는 이가 말하는 이를 위해」行為を베풂을 表す形です。-(으)라고 하다だけでは、話し手のための依頼という意味が出ません。

→ 話し手にしてほしい依頼なら、-아/어 달라고 하다にします。

参照した資料

この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

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