韓国語学習記事
韓国語の目的表現使い分け
-(으)러・-려고・-도록・-기 위해
移動目的、行動の意図、到達させたい状態、明示的な目的説明を後件から見分けます。
後件の動詞が目的表現を制限する
-(으)러 は主に移動動詞と結び付き、-려고 は意図・計画、-도록 は実現したい状態、-기 위해 は目的を明示します。
책을 사러 서점에 갔어요 は本を買う目的で書店へ移動した文です。한국어를 배우려고 한국에 왔어요 は学ぶ意図を持って来たことを示します。
잊지 않도록 메모했어요 は忘れない状態を実現するためにメモした文です。目的を表す部分だけでなく、後ろの動詞が移動・準備・働きかけのどれにあたるかも読みます。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| -(으)러 | 移動の目的 | 後件が가다・오다などの移動 |
| -려고 | 意図・計画 | 主体が行おうとする行動 |
| -도록 | 到達させたい状態 | 後件がその状態を実現する手段 |
| -기 위해 | 明示的な目的 | 目的を名詞化して提示 |
| -고자 | 改まった意図・目的 | 主に書き言葉・改まった場面 |
移動目的と一般目的を比べる
後件が移動なら -(으)러 が使えます。移動に限らない行動なら -려고、前件を状態として実現したいなら -도록、目的をはっきり示したいなら -기 위해 を選びます。
친구를 만나러 서울에 갔어요 は移動の目的です。친구를 만나려고 시간을 비웠어요 は会う意図のために時間を空けた文で、後件は移動に限られません。
-기 위해 は、動詞に付けて目的を明示し、後件の行動の理由を示します。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| -(으)러 | 한국어를 공부하러 학원에 가요(韓国語を勉強しに塾へ行きます) | 後件が移動の動詞なので使える |
| -려고 | 한국어를 공부하려고 학원에 다녀요(韓国語を勉強しようと塾に通っています) | 後件は移動に限られず、行動でもよい |
| -도록 | 한국어를 잘하도록 매일 연습해요(韓国語が上手になるように毎日練習します) | 前件は実現したい状態で、後件はその手段 |
| -기 위해 | 한국어를 공부하기 위해 학원에 다녀요(韓国語を勉強するために塾に通っています) | 目的を名詞化して明示し、書き言葉にも使える |
책을 빌리러 도서관에 갔어요.
本を借りに図書館へ行きました。
後件が図書館へ行くという移動で、その目的を示す-(으)러です。시험을 준비하려고 계획을 세웠어요.
試験を準備しようと計画を立てました。
試験を準備する意図のために計画を立てた文で、後件が移動に限られない-려고です。잊지 않도록 메모해 두었어요.
忘れないようにメモしておきました。
忘れないという状態を実現するための手段としてメモした、-도록です。한국어를 배우기 위해 학원에 다녀요.
韓国語を学ぶために塾へ通っています。
動詞には -기 위해 を使い、学ぶ目的を明示します。연구 결과를 발표하고자 학회에 참석했습니다.
研究結果を発表しようと、学会に参加しました。
-고자 は -려고 と意味が近い書き言葉で、インタビュー・討論・発表・論文などの改まった場面でよく使います。主語と後件制約を確認する
選ぶ前に、後件が移動か、前件が状態か、誰の意図かを順に確かめます。形容詞を前件に置けない-고자のように、前に来る品詞に制約がある形もあります。
目的表現には前後の主語が同じであることを基本とするものや、後件の動詞に制限があるものがあります。日本語の『ために』から一律に選ばず、誰の意図かまで確認します。
-(으)러は、後ろに가다・오다のような移動の動詞が来る文で使うのが中心です。
→ 後件が目的地への移動かを確認します。
後ろの動詞にどんな制限があるか、どんな状態を実現したいのかという、表現ごとの違いが見えなくなります。
→ 後件の動詞と、実現したい内容を確認します。
国立国語院 韓国語教授学習支援センターは-고자の制約情報として「형용사와 결합하지 않는다(形容詞とは結合しない)」と明記しています。행복하다は形容詞のため、状態そのものを-고자の前に直接置けません。
→ 행복해지고자 노력했어요.(幸せになろうと努力しました)のように、変化を表す動詞の形にしてから-고자を付けます。
参照した資料
この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。
- 国立国語院 韓国語教授学習支援センター「-(으)러」移動目的を表す用法を確認。
- 国立国語院 韓国語教授学習支援センター「-(으)려고」意図・目的を表す用法を確認。
- 国立国語院 韓国語教授学習支援センター「-도록」到達させたい目的・状態を確認。
- 国立国語院 韓国語教授学習支援センター「-기 위해」動詞の名詞形に付けて目的を明示する用法と例文を確認。
- 国立国語院 韓国語教授学習支援センター「-고자」後節の意図・目的を前節に示す連結語尾で、-으려고と意味が近いが、インタビュー・討論・演説・文章など改まった場面でよく使うという用法と、形容詞とは結合しないという制約を確認。
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