韓国語学習記事

韓国語の「わざわざ・わざと」

일부러・짐짓・굳이の違い

「わざわざ」「わざと」にあたる일부러、「ふりをして」にあたる짐짓、語釈に出てくる굳이を、標準国語大辞典で確かめます。意図がある行為か、本心を隠した行為かを分けて確認します。

編集:語学ドリル|

最初に分けること:意図して行うなら일부러、本心を隠して行うなら짐짓

目的や考えがあって行うなら일부러、内心はそうでないのにそう見せて行うなら짐짓を使います。

標準国語大辞典は일부러を副詞とし、「어떤 목적이나 생각을 가지고」(ある目的や考えをもって)、または「마음을 내어 굳이」(心を動かしてあえて)と説明しています。行為に意図がある点が語釈の中心です。

짐짓の語釈は「마음으로는 그렇지 않으나 일부러 그렇게」(心ではそうでないが、わざとそのように)です。語釈の中で일부러が使われており、일부러の中でも、本心と見せ方がずれている場合を表す語だと読めます。

日本語のめやすは、일부러が「わざわざ」「わざと」、짐짓が「わざと…のふりをして」です。日本語の訳し分けは、辞書ではなく当サイトのめやすです。

語辞書の語釈の中心辞書での扱い
일부러目的や考えをもって辞書の語釈は「어떤 목적이나 생각을 가지고」。意図があることが中心。
짐짓心ではそうでないが、わざとそのように辞書の語釈の中で일부러が使われている。本心と見せ方がずれる。

친구 얼굴을 보려고 일부러 찾아갔어요.

友達の顔を見ようと、わざわざ訪ねて行きました。

目的をもって行う使い方です。自作の例文です。

그 사람은 일부러 모르는 척을 했어요.

その人はわざと知らないふりをしました。

意図して行う使い方です。自作の例文です。

짐짓 화난 얼굴로 아이를 쳐다봤어요.

怒ったふりをした顔で、子どもを見つめました。

内心は怒っていない、という含みを持つ使い方です。自作の例文です。

굳이の辞書での扱い:일부러の語釈の中に出てくる語

굳이は、일부러の語釈の後半に「마음을 내어 굳이」と出てくる副詞です。

標準国語大辞典で굳이を引くと、副詞の語釈として「단단한 마음으로 굳게」(固い心でかたく)が挙がります。

一方で、일부러の語釈の後半には「마음을 내어 굳이」と、굳이を使った説明があります。そのため、굳이は「心を動かしてあえて」というニュアンスで일부러の近くにある語だと読めますが、굳이自身の語釈の中にそのニュアンスが書かれているわけではありません。

굳이の使い分けは、標準国語大辞典の굳이の項で語釈を直接確認してください。

誤りやすい使い方:意図が無い行為に일부러、本心どおりの行為に짐짓

일부러は意図のない出来事には合わず、짐짓は本心どおりの行為には合いません。

일부러は「目的や考えをもって」という語釈の語なので、渋滞で遅れたような、意図のない出来事には合いません。

짐짓は「心ではそうでないが」という語釈の語なので、本当に怒って声を上げたような、本心どおりの行為には合いません。

× 길이 막혀서 일부러 늦었어요.

일부러は「어떤 목적이나 생각을 가지고」という語釈の語で、渋滞のような意図のない出来事には使えません。

→ 길이 막혀서 늦었어요.

× 너무 화가 나서 짐짓 소리를 질렀어요.

짐짓は「마음으로는 그렇지 않으나 일부러 그렇게」という語釈の語で、本当に怒って声を上げたときの行為には合いません。

→ 너무 화가 나서 소리를 질렀어요.

参照した資料

この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

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