韓国語学習記事
韓国語の名詞形 -기・-(으)ㅁ|動詞・形容詞を名詞として使う形の作り方
「読むこと」「ないこと」のように、動詞や形容詞を名詞の働きにする語尾 -기 と -(으)ㅁ を、国立国語院 우리말샘の語釈に沿って作り方と付く位置で整理します。
-기と-(으)ㅁはどちらも「名詞の働きをさせる語尾」
-기も-(으)ㅁも、その言葉に名詞の働きをさせる名詞形語尾(명사형 어미)です。付けると「〜すること」「〜であること」という名詞のまとまりになり、助詞を後ろに付けて主語や目的語にできます。
우리말샘は「-기」を「그 말이 명사 구실을 하게 하는 어미」と説明し、「이다」の語幹、用言の語幹、-으시-・-었-・-겠-の後に付くとしています。「-음」「-ㅁ」の語釈も同じ「그 말이 명사 구실을 하게 하는 어미」です。
国立国語院の『새국어생활』の論文も、統語的な名詞化の語尾として挙げているのは「-음/-ㅁ」と「-기」の2つだけだとしています。2つとも名詞の役割を持つので、後ろには을/를・이/가・은/는などの助詞が付きます。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| -기 | 語幹・이다・-었-・-겠-の後に付けて名詞の働きをさせる | 놀기를 좋아해요(遊ぶことが好きです) |
| -(으)ㅁ | 語幹・-었-・-겠-の後に付けて名詞の働きをさせる | 많음을 알았어요(多いことがわかりました) |
저는 친구와 놀기를 좋아해요.
私は友達と遊ぶことが好きです。
놀다の語幹に-기が付き、-를で目的語になっています。当サイトの自作例文です。이번 시험이 쉽기를 바라요.
今回の試験が易しいことを願います。
形容詞でも語幹に-기が付きます。自作例文です。숙제가 너무 많음을 알았어요.
宿題がとても多いことがわかりました。
많다の語幹に-음が付いています。自作例文です。作り方:-기は語幹にそのまま、-(으)ㅁは語幹の終わりで形が変わる
-기は語幹にそのまま付けます(먹다→먹기、가다→가기)。-(으)ㅁは語幹の終わりが母音かㄹなら-ㅁ(가다→감、살다→삶)、それ以外のパッチムなら-음(먹다→먹음)です。過去は-었-の後に付けます(갔음)。
国立国語院の解説は、名詞形語尾の-(으)ㅁについて「어간 말음이 모음이거나 ㄹ이면 ‘-ㅁ’이 연결되고」と説明しています。ㄹで終わる語幹は、ㄹを取らずに-ㅁを付けて「살다→삶」「놀다→놂」の形になります。
-기にはこの切り替えがありません。語幹の終わりが母音でもパッチムでも、そのまま-기を付けます。-었-や-겠-を入れる形(먹었기 때문에、갔음)も、우리말샘の語釈にある結合の範囲です。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| 母音で終わる語幹 | -기:가기/-ㅁ:감 | 가다(行く) |
| ㄹで終わる語幹 | -기:살기/-ㅁ:삶 | 살다(住む・生きる) |
| ㄹ以外のパッチム | -기:먹기/-음:먹음 | 먹다(食べる) |
| -었-の後 | -었기/-었음 | 먹었기 때문에/갔음(行ったこと) |
-기は母音で終わるので、目的語の助詞は을ではなく를を付けます。
→ 저는 책 읽기를 좋아해요.
ㄹで終わる語幹の-(으)ㅁは-음ではなく-ㅁを付け、「삶」の形にします。
→ 그 도시에서 삶을 선택했어요.
使い分けは定型ごとに覚える:-기が入る文法ページ
-기と-(으)ㅁのどちらが使えるかは語尾の意味ではなく、前後の表現で決まります。国立国語院の語釈には2つの文体や丁寧さの差は書かれていないので、-기 전에・-기 때문에・-기로 하다のような定型は、形ごとに覚えます。
当サイトの文法ページでは、-기を含む定型を1つずつ扱っています。-기 전에は時間の前後、-기 때문에は理由、-기로 하다は決定を表します。どれも-기の部分は名詞の働きで、その後ろに전・때문・로 하다が続きます。
「-는 것」も動詞を名詞にまとめる形ですが、このガイドでは国立国語院の資料で置き換えの可否まで確認できていません。-기と-는 것の使い分けは、個々の定型の文法ページの例文で形を覚える方法を取ります。
-기(動作を名詞化する)の意味と練習 → / -기 전에の意味と練習 → / -기 때문에の意味と練習 → / -기로 하다の意味と練習 → / 連体形(-는・-(으)ㄴ・-(으)ㄹ)を確認する → / 時間・順序をつなぐ表現を比べる →
参照した資料
文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。
- 国立国語院 우리말샘「-기」「-기」が「이다」の語幹・用言の語幹・-으시-・-었-・-겠-の後に付き、「그 말이 명사 구실을 하게 하는 어미」と説明されていることを確認。
- 国立国語院 우리말샘「-음」「-음」「-ㅁ」の어미の見出しが「그 말이 명사 구실을 하게 하는 어미」と説明されていることを確認。
- 国立国語院『새국어생활』2004年夏号「명사화」統語的な名詞化の語尾が「-음/-ㅁ」と「-기」であることを確認。
- 国立国語院『쉼표, 마침표。』「-(으)ㅁ」の連結規則「어간 말음이 모음이거나 ㄹ이면 ‘-ㅁ’이 연결되고」と説明されていることを確認。
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