韓国語学習記事

韓国語の한다体(ハンダ体)ガイド|書き言葉の-ㄴ/는다・-다を品詞別に整理

新聞・専門書・レポートなどで使う한다体について、動詞・形容詞・名詞ごとの形と、過去・未来の作り方を整理します。韓国語文法では해라体に含まれ、同じ終結形でも文章と会話で働きが異なります。

編集:語学ドリル|

한다体は書き言葉の叙述に使う

新聞・専門書・レポートなどで事実や考えを述べるときは、動詞を-ㄴ/는다、形容詞を-다、名詞を-(이)다で終える한다体を使えます。

国立国語院の『韓国語教育文法・表現内容開発研究』は、-ㄴ다/-는다を新聞や専門書などの書き言葉で使う叙述の形として説明しています。レポートでも、해요体ではなくこの形で内容を述べる例が示されています。

한다体は、韓国語文法で해라体と呼ぶ体系の書き言葉用法です。同じ終結形を会話で聞き手へ直接使う場合は、相手を大きく下げる文体として働きます。書き言葉の叙述と、相手へ向けた発話を同じ場面として扱わないことが大切です。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
해라体の書き言葉用法(한다体)新聞・専門書・レポートなどで内容を叙述する印刷物では聞き手への待遇差を表す形として使わない
해라体の会話用法聞き手を大きく下げて直接述べる目の前の相手へ言う文かを確認する
해요体・합니다体聞き手を高めて丁寧に述べる相手との関係に合わせて文末を選ぶ

現在形は品詞とパッチムで選ぶ

動詞はㄹ以外のパッチムがあれば-는다、パッチムが無いかㄹ語幹なら-ㄴ다を付けます。形容詞は-다、名詞は-(이)다で終えます。

国立国語院の相談事例は、-는다をㄹ以外のパッチムがある動詞語幹の後ろに付け、-ㄴ다をパッチムが無い動詞語幹またはㄹ語幹の後ろに付ける異形態だと説明しています。どちらも現在の出来事や事実を述べる終結語尾です。

ㄹ語幹ではㄹが落ちます。살다は산다、만들다は만든다です。形容詞は動詞の規則を使わず、좋다・작다のように-다で終えます。名詞述語は학생이다のように이다を使い、母音で終わる名詞では학교이다と학교다の両方が示されています。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
먹다 → 먹는다ㄹ以外のパッチムがある動詞語幹末먹-に-는다を付ける
가다 → 간다パッチムが無い動詞語幹가-に-ㄴ다を付ける
살다 → 산다ㄹ語幹の動詞ㄹが落ちて-ㄴ다が付く
좋다 → 좋다形容詞現在の叙述は-다で終える
학생이다・학교(이)다名詞述語名詞に이다を続け、母音終わりでは이を省いた形も使う

학생들은 매일 한국어를 배운다.

学生たちは毎日韓国語を学ぶ。

배우다はパッチムが無い動詞なので-ㄴ다を付けます。作例です。

이 책은 문법을 쉽게 설명한다.

この本は文法を分かりやすく説明する。

설명하다の語幹は설명하-です。パッチムが無いため-ㄴ다を付けます。作例です。

오늘 날씨가 좋다.

今日は天気がよい。

좋다は形容詞なので、動詞の-는다を付けません。作例です。

이곳은 학생들이 이용하는 도서관이다.

ここは学生たちが利用する図書館である。

도서관は名詞なので이다で終えます。作例です。

過去と未来は時制の形を先に作る

過去は語幹に-았/었-を付けて-다で終えます。未来を述べる形としては、-(으)ㄹ 것이다と-겠다が公式教材に示されています。

過去は공부했다・먹었다のように-았/었-を付けた後で-다を続けます。未来は갈 것이다・먹을 것이다のように連体形と것이다を組み合わせる形と、하겠다のように-겠-を使う形が公式教材に示されています。

-ㄴ/는다は非過去の基本形です。ただし、公式研究は確定した計画や意志、確実な未来を述べるときにも使えると説明しています。文の時間は語尾だけでなく、時間を示す語と文脈も合わせて判断します。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
현재動詞は-ㄴ/는다、形容詞は-다먹는다・간다・좋다
과거-았/었-の後ろを-다で終える먹었다・갔다・좋았다
미래の形1-(으)ㄹ 것이다で終える먹을 것이다・갈 것이다
미래の形2-겠다で終える하겠다・좋겠다

어제 수업에서 새 문법을 배웠다.

昨日、授業で新しい文法を学んだ。

배우다に過去の-었-を付け、배웠다で終えます。作例です。

다음 장에서는 조사 사용을 살펴볼 것이다.

次の章では助詞の使い方を見ていく。

살펴보다に未来の連体形-ㄹと것이다を続けます。作例です。

形容詞への-는다とㄹの残し方に注意する

作る順序は、述語の品詞を確認し、動詞なら語幹末のパッチムを見て、最後に時制を決める、の三段階です。形だけを先に選ぶと、形容詞に-는다を付けたり、ㄹ語幹のㄹを残したりしやすくなります。

× 날씨가 좋는다

좋다は形容詞です。-는다はㄹ以外のパッチムがある動詞に付く終結語尾で、形容詞の現在叙述には使いません。

→ 날씨가 좋다

× 친구가 서울에 살ㄴ다/살는다

살다はㄹ語幹の動詞です。-ㄴ다が付くときはㄹが落ちます。

→ 친구가 서울에 산다

× レポート全体を해요体と한다体で無作為に混ぜる

公式資料は、書き言葉の叙述に-ㄴ/는다を使う場面を、해요体を使う会話と分けて示しています。

→ 文章の用途と文体を先に決め、同じ役割の文末をそろえます。

  1. 1. 品詞を確認する動詞なら-ㄴ/는다、形容詞なら-다、名詞なら-(이)다を選びます。
  2. 2. 動詞の語幹末を見るㄹ以外のパッチムは-는다、母音語幹とㄹ語幹は-ㄴ다です。
  3. 3. 時制を付ける過去は-았/었-、未来は-(으)ㄹ 것이다など、述べたい時間に合わせます。

参照した資料

文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

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