韓国語学習記事
韓国語の推測・可能性を表す副詞ガイド|아마・어쩌면・혹시・설마の使い分け
「たぶん」「もしかすると」「もしも」「まさか」にあたる아마・어쩌면・혹시・설마は、どれも可能性や推測にかかわる副詞ですが、辞書の語釈は少しずつ違います。国立国語院の標準国語大辞典の語釈・用例をもとに、4語が表す可能性の方向と、辞書に書いてあることだけを整理します。
아마・어쩌면は推測、혹시は「万一」、설마は「そんなはずはないが」
標準国語大辞典は、아마を「可能性が大きい」、어쩌면を「確実ではないが推し量ると」、혹시を「そうなるはずはないが万一」、설마を「そんなはずはないが。否定的な推測を強調するとき」と説明しています。아마は可能性が高い側、혹시・설마は可能性が低い側の語です。
아마の語釈は「단정할 수는 없지만 미루어 짐작하거나 생각하여 볼 때 그럴 가능성이 크다는 뜻을 나타내는 말」で、「개연성이 높을 때 쓰는 말이나, ‘틀림없이’보다는 확신의 정도가 낮은 말이다」という注記もあります。
어쩌면の副詞の第1義は「확실하지 아니하지만 짐작하건대」です。혹시の第1義は「그러할 리는 없지만 만일에」、설마は「그럴 리는 없겠지만. 부정적인 추측을 강조할 때 쓴다」です。
この4語の使い分けを比べて説明した規則は、辞書には載っていません。このガイドでは、語釈と用例から読み取れる範囲だけを扱います。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| 아마 | 그럴 가능성이 크다(たぶん) | 辞書は「‘틀림없이’보다는 확신의 정도가 낮은 말」と注記している |
| 어쩌면 | 확실하지 아니하지만 짐작하건대(もしかすると) | 副詞の第2義「도대체 어떻게 하여서」は別の意味(下の節を参照) |
| 혹시 | 그러할 리는 없지만 만일에(万一) | 第3義「짐작대로 어쩌면」、第4義は疑問文で使う |
| 설마 | 그럴 리는 없겠지만(まさか) | 「부정적인 추측을 강조할 때 쓴다」と書かれている |
아마 아직도 널 기다리고 있을걸.
たぶんまだ君を待っているだろう。
標準国語大辞典の아마の用例です。어쩌면 내가 합격할지도 몰라.
もしかすると私が合格するかもしれない。
標準国語大辞典の어쩌면 第1義の用例です。혹시 실패하더라도 용기를 잃지 마라.
万一失敗しても勇気を失うな。
標準国語大辞典の혹시 第1義の用例です。아마は「可能性が大きい」ときに使い、推測の表現と合わせる
標準国語大辞典は、아마に「뒤에 오는 추측의 표현과 호응하여」(後ろに来る推測の表現と呼応して)という注記をつけています。用例の文末は「-을지도 몰라」「-을걸」「-나 봐」など、推測の形です。
辞書の用例には「아마 그랬을지도 몰라」「아마 아직도 널 기다리고 있을걸」「아마 그때가 가을이었지」「아마 무슨 좋은 수가 생겼나 봐」「그렇게는 아마 안 될걸」が載っています。
語釈は「개연성이 높을 때」に使うとしているため、「ほとんどありえないが一応言っておく」という場面の語としては載っていません。その場面には혹시・설마が語釈の側にあります。
아마 무슨 좋은 수가 생겼나 봐.
たぶん何かいい手ができたみたいだ。
標準国語大辞典の아마の用例です。그렇게는 아마 안 될걸.
そうするのはたぶんうまくいかないだろう。
標準国語大辞典の아마の用例です。혹시は4つの義に分かれる(万一・たまたま・もしかすると・疑問文の前置き)
標準国語大辞典は혹시の副詞に4つの義を載せています。第1義「그러할 리는 없지만 만일에」、第2義「어쩌다가 우연히」、第3義「짐작대로 어쩌면」、第4義「((의문문에 쓰여)) 그러리라 생각하지만 다소 미심쩍은 데가 있어 말하기를 주저할 때 쓰는 말」です。
第2義の用例は「혹시 그 사람을 만나거든, 내 말을 꼭 전해 주게」(もしその人に会ったら、私の言葉を必ず伝えてくれ)です。第3義には「혹시 편찮으신 것은 아닐까」「혹시 내일 떠나게 될지도 모르겠습니다」があります。
第4義は疑問文で使い、そうだろうと思うが少し疑わしい点があって、言うのをためらうときの語と説明されています。用例は「혹시 우리 전에 본 적 있나요?」(もしかして私たち、前に会ったことがありますか)などです。
어쩌면も、副詞の第2義に「도대체 어떻게 하여서」があり、用例は「어쩌면 이야기를 그렇게도 재미있게 하는지 몰라」(どうしてそんなに面白く話すのだろう)です。「もしかすると」の義とは別の義なので、文脈で見分けます。
혹시 우리 전에 본 적 있나요?
もしかして、私たち前に会ったことがありますか。
標準国語大辞典の혹시 第4義の用例です。혹시 내일 떠나게 될지도 모르겠습니다.
もしかすると明日出発することになるかもしれません。
標準国語大辞典の혹시 第3義の用例です。어쩌면 이야기를 그렇게도 재미있게 하는지 몰라.
どうしてそんなに面白く話すのだろう。
標準国語大辞典の어쩌면 第2義の用例です。설마は「否定的な推測」を強めるときに使う
標準国語大辞典は설마を「그럴 리는 없겠지만. 부정적인 추측을 강조할 때 쓴다」と説明しています。辞書の用例3つは、すべて文末が疑問、または「-는 것은 아니겠지?」の形です。
用例は「그가 아무리 돈이 급하다고 해도 설마 도둑질이야 하겠습니까?」「설마 이 밤중에 나한테 주례를 서 달라고 찾아온 것은 아니겠지?」「설마 너까지 나를 의심하는 것은 아니겠지?」です。
辞書は설마について文末の形を注記していません。ここで言えるのは、辞書の用例がそろって疑問・否定の推測の形をとっている、という点までです。
설마 너까지 나를 의심하는 것은 아니겠지?
まさか君まで私を疑っているわけではないよね。
標準国語大辞典の설마の用例です。그가 아무리 돈이 급하다고 해도 설마 도둑질이야 하겠습니까?
彼がいくらお金に困っていても、まさか盗みまではしないでしょう。
標準国語大辞典の설마の用例です。설마の語釈は「그럴 리는 없겠지만」で、可能性が低いと見ながら否定的な推測を強調する語です。可能性が大きいときの語釈ではありません。
→ たぶん来る、という推測は「아마 올 거예요」。아마の語釈が「그럴 가능성이 크다」です。
혹시の第1義は「그러할 리는 없지만 만일에」で、可能性が大きいという語釈ではありません。
→ 혹시には第3義「짐작대로 어쩌면」(もしかすると)もありますが、語釈は可能性が大きいとは言っていません。「たぶん」は아마を選ぶ。혹시は「万一来たら」のように条件の前置きとして使う(第1義・第2義の用例)。
迷ったときの選び方
話し手が可能性を高いと見ているか、低いと見ているかを先に決めてから、語を選びます。
- 可能性が高いと見ている아마を選び、後ろを-을걸・-을지도 몰라・-나 봐などの推測の形にします。辞書の注記が「뒤에 오는 추측의 표현과 호응하여」です。
- 確実ではないが、ありうる어쩌면を選びます。語釈が「확실하지 아니하지만 짐작하건대」です。
- ありそうにないが、万一の場合を言う・疑問文で確かめる혹시を選びます。第1義が「그러할 리는 없지만 만일에」、第4義が疑問文での使い方です。
- そんなはずはないと思いつつ、否定的な推測を強める설마を選びます。語釈が「부정적인 추측을 강조할 때 쓴다」です。
参照した資料
文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。
- 国立国語院 標準国語大辞典「아마」副詞の語釈(그럴 가능성이 크다・‘틀림없이’보다는 확신의 정도가 낮은 말)、「뒤에 오는 추측의 표현과 호응하여」の注記、用例5つを確認した。
- 国立国語院 標準国語大辞典「어쩌면」副詞の第1義「확실하지 아니하지만 짐작하건대」・第2義「도대체 어떻게 하여서」と用例を確認した。
- 国立国語院 標準国語大辞典「혹시」1副詞の第1〜4義の語釈(第4義は의문문에 쓰여)と用例を確認した。
- 国立国語院 標準国語大辞典「설마」1副詞の語釈「그럴 리는 없겠지만. 부정적인 추측을 강조할 때 쓴다」と用例3つを確認した。
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