韓国語学習記事

韓国語「부딪치다」と「부딪히다」の違いガイド|自分からぶつかるか、ぶつかられるか

「부딪치다」と「부딪히다」は、どちらも日本語で「ぶつかる」と訳されて取り違えやすい動詞です。ぶつかるのが主語の側か、主語にほかのものがぶつかってくるのかという基準を、国立国語院の一次資料から整理します。

結論:主語がぶつかるなら「부딪치다」、ぶつかられるなら「부딪히다」

主語が対象に近づいてぶつかる場合、または二つのものが互いにぶつかる場合は「부딪치다」、主語のところへほかのものが突然近づいてきてぶつかる場合は、受け身の「부딪히다」を使います。

国立国語院の상담 사례 모음は、「부딪치다」を「무엇과 무엇이 힘 있게 마주 닿거나 마주 대다. 또는 닿거나 대게 하다」の意味を持つ「부딪다」を強調する言葉、「부딪히다」を「부딪다」の피동사(受け身の動詞)と説明しています。標準国語大辞典も「부딪치다」(동사)を「'부딪다'를 강조하여 이르는 말」と定義しています。

国立国語院のオンライン相談室は、使い分けを「주체가 어떠한 사물에 다가가서 부딪거나 두 가지의 것이 서로 부딪는 상황이라면 '부딪치다'를 쓰고 주체에게 다른 사물이 갑자기 다가와 부딪는 행위가 일어난다면 피동형인 '부딪히다'를 쓰는 것이 맞습니다」と答えています。

日本語の「ぶつかる」は、自分から当たる場合にも、ほかのものが当たってくる場合にも使えます。そのため訳語だけでは決められず、誰が動いてぶつかったのかを先に確認します。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
부딪치다主語が対象に近づいてぶつかる、または二つのものが互いにぶつかる(「부딪다」を強調する動詞)主語の側が動いて、または互いに動いてぶつかったか
부딪히다主語のところへほかのものが突然近づいてきてぶつかる(「부딪다」の受け身)主語は動いておらず、ほかのものがぶつかってきたか

「부딪치다」は自分から近づいてぶつかる、または互いにぶつかる

「부딪치다」は、主語が動いて対象にぶつかる場合と、二つのものが互いにぶつかる場合に使います。

国立国語院のオンライン相談室が示す例は、主語の철수が動いてぶつかる「철수가 나무에 부딪쳤다」と、歩いていて近づいてくる相手とぶつかる「철수는 길을 걷다가, 다가오는 영희와 부딪쳤다」です。どちらも主語が動いているので「부딪치다」が使われています。

철수가 나무에 부딪쳤다.

チョルスが木にぶつかった。

国立国語院のオンライン相談室に示された例文です。

철수는 길을 걷다가, 다가오는 영희와 부딪쳤다.

チョルスは道を歩いていて、近づいてくるヨンヒとぶつかった。

国立国語院のオンライン相談室に示された例文です。

자전거를 타고 가다가 벽에 부딪쳤어요.

自転車に乗って行く途中で壁にぶつかりました。

主語が動いて対象にぶつかる自作例文です。

「부딪히다」はほかのものにぶつかられる

「부딪히다」は、主語が動いていないのに、ほかのものが近づいてきてぶつかる場合に使う受け身の動詞です。

国立国語院のオンライン相談室が示す例は、「철수는 가만히 서 있다가, 다가오는 차에 부딪혔다」です。철수はじっと立っていて、車のほうが近づいてぶつかっているので、受け身の「부딪히다」が使われています。

철수는 가만히 서 있다가, 다가오는 차에 부딪혔다.

チョルスはじっと立っていたところ、近づいてくる車にぶつかられた。

国立国語院のオンライン相談室に示された例文です。

가만히 서 있다가 뒤에서 온 자전거에 부딪혔어요.

じっと立っていたら、後ろから来た自転車にぶつかられました。

主語が動いておらず、ほかのものがぶつかってくる自作例文です。

間違えやすい文と直し方:波と岩の例

文の中でぶつかっているのがどちらかを確かめます。岩に当たっているのは波なので、「바위에 부딪치는 파도」が正しい形です。

国立国語院のオンライン相談室は、「바위에 {부딪치는/부딪히는} 파도 소리가 멀리서 들립니다」の正しい表記を尋ねる質問に、「바위에 부딪치는 파도 소리가 멀리서 들립니다」が正しいと答えています。부딪는(부딪치는)のは「파도」で、부딪히는のは「바위」なので、「바위에 부딪히는 파도」ではなく「바위에 부딪치는 파도」と書く、という説明です。ぶつかられる岩に引かれて「부딪히다」を選ばないよう、修飾されている名詞(ここでは파도)を基準にします。

× 바위에 부딪히는 파도 소리가 멀리서 들립니다.

国立国語院の回答では、ぶつかる(부딪는)のは「파도」で、ぶつかられるのは「바위」です。「파도」を修飾する形は、ぶつかる側の「부딪치다」で書きます。

바위에 부딪치는 파도 소리가 멀리서 들립니다.

× 가만히 서 있다가 뒤에서 온 자전거에 부딪쳤어요.

主語が動いておらず、ほかのもの(自転車)が近づいてぶつかった文なので、受け身の「부딪히다」を使います。

가만히 서 있다가 뒤에서 온 자전거에 부딪혔어요.

参照した資料

文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

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