韓国語学習記事
韓国語の漢字語の接辞:제-・-적・-화・-성・-별・-상・불-/부-の意味と使い方
「経済的」「都市化」「可能性」「地域別」「法律上」「第1課」「不可能」のように、日本語の漢字語と形が重なる韓国語の接辞を、国立国語院 標準国語大辞典の語釈にもとづいて整理します。
接辞ごとの意味を先に決める:-적・-화・-성・-별・-상・제-・불-/부-
-적は「その性格を帯びる」、-화は「そうなる・する」、-성は「性質」、-별は「それに従った」、-상は「それに関わる立場・それによること」、제-は「その数字にあたる順番」、불-/부-は「〜でない」を表します。いずれも漢字語に付いて意味を加える接辞です。
標準国語大辞典は、-적(的)を「‘그 성격을 띰’, ‘그에 관계됨’, ‘그 상태로 됨’의 뜻을 더하는 접미사」、-화(化)を「‘그렇게 만들거나 됨’의 뜻을 더하는 접미사」、-성(性)を「‘성질’의 뜻을 더하는 접미사」と説明しています。
同じ辞典は、-별(別)を「‘그것에 따른’의 뜻을 더하는 접미사」、-상(上)を「‘그것과 관계된 입장’ 또는 ‘그것에 따름’의 뜻을 더하는 접미사」、제-(第)を「‘그 숫자에 해당되는 차례’의 뜻을 더하는 접두사」、불-・부-(不)を「‘아님’ 등의 뜻을 더하는 접두사」として載せています。
日本語の漢字語と同じ字でも、韓国語では付く位置と後ろの語尾が決まっています。제-と불-/부-は語の前に付く接頭辞、-적・-화・-성・-별・-상は語の後ろに付く接尾辞です。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| -적(的) | その性格を帯びる・それに関わる | 경제적(経済的) |
| -화(化) | そうなる・そうする | 도시화(都市化) |
| -성(性) | 性質 | 가능성(可能性) |
| -별(別) | それに従った・〜ごとの | 지역별(地域別) |
| -상(上) | それに関わる立場・それによること | 법률상(法律上) |
| 제-(第) | その数字にあたる順番 | 제일 과(第1課) |
| 불-/부-(不) | 〜でない・〜に反する | 불가능・부정확 |
-적:名詞に付けて「〜的」。「〜인」「〜으로」を後ろに付ける
-적を付けた語は「〜的」の意味です。名詞を修飾するときは「경제적 문제」のように直接、または「경제적인 문제」と이다の連体形で、「〜的に」は「경제적으로」と言います。
-적は接尾辞なので、前の語と分けずに続けて書きます。「적극적이다(積極的だ)」のように이다を付けて述語にでき、「적극적으로(積極的に)」で副詞として使えます。「적극적하다」のように하다を直接付ける形はありません。
경제적인 문제 때문에 이사를 못 했어요.
経済的な問題のため引っ越せませんでした。
-적+이다の連体形-인で名詞を修飾しています。그는 무슨 일이든 적극적으로 해요.
彼は何事にも積極的に取り組みます。
-적+으로で「〜的に」を表します。이 방법은 매우 효과적이에요.
この方法はとても効果的です。
-적+이다で述語になっています。-적を付けた語は「〜的だ」の意味の名詞なので、하다ではなく이다を付けて述語にします。
→ 이 방법은 매우 효과적이에요.
-화・-성:「〜化する」と「〜性」は後ろの語尾も一緒に覚える
-화は「도시화(都市化)」のように名詞を作り、動詞にするときは-화하다(自分から〜化する)・-화되다(〜化される)・-화시키다(〜化させる)を使います。-성は「가능성(可能性)」のように性質を表す名詞を作ります。
-화(化)は「그렇게 만들거나 됨」を表す接尾辞です。名詞として「세계화(世界化)」と使うほか、「세계화되다(世界化される)」のように되다を付けると変化を表す動詞になります。
-성(性)は「성질」を表す接尾辞です。「가능성이 있다(可能性がある)」「안전성을 확인하다(安全性を確認する)」のように、名詞として助詞を後ろに付けて使います。
도시화가 빠르게 진행되고 있어요.
都市化が速く進んでいます。
-화は名詞として助詞-가が付いています。그 계획은 실현 가능성이 높아요.
その計画は実現の可能性が高いです。
-성は性質を表す名詞を作ります。안전성을 먼저 확인해야 해요.
安全性をまず確認しなければなりません。
-성+을の形です。-별・-상・제-:「〜ごとの」「〜上」「第〜」
-별は「지역별(地域別)」のように分類の基準を表します。-상は「법률상(法律上)」のように、その立場やそれにもとづくことを表します。제-は「제일 과(第1課)」のように、固有語ではなく漢数詞の前に付きます。
-별は接尾辞なので「지역 별」と分けず「지역별」と続けて書き、「지역별로 나누다(地域別に分ける)」のように로を付けて使います。-상(上)は「사실상(事実上)」のように、その立場から見ることを表します。
제-(第)は「그 숫자에 해당되는 차례」を表します。「제일 과」「제삼 회」のように漢数詞の前に付き、日付や数え方の漢数詞は数詞のガイドで確認できます。
학년별로 수업 내용이 달라요.
学年ごとに授業内容が違います。
-별+로で分類の基準を示しています。법률상 문제가 없어요.
法律上の問題はありません。
-상は「その立場によれば」の意味です。제일 과부터 다시 읽을게요.
第1課からもう一度読みます。
제-の後ろに漢数詞が続きます。-별は接尾辞なので、前の語と分けて書かず続けて書きます。
→ 지역별로 나누어 주세요.
불-/부-:「不」は後ろの子音で形が変わる
「不」は불가능(不可能)のように불-と書く語と、부정확(不正確)・부당(不当)のように부-と書く語があります。ㄷ・ㅈで始まる漢字語の前では부-になる例が多く、標準国語大辞典も불-と부-を別の見出しで載せています。
標準国語大辞典は、불-(不)を「‘아님, 아니함, 어긋남’의 뜻을 더하는 접두사」、부-(不)を「‘아님’, ‘아니함’, ‘어긋남’의 뜻을 더하는 접두사」と説明しています。どちらも「〜でない」「〜に反する」の意味です。
どちらの形になるかは後ろの語ごとに決まっているので、語単位で覚えるのが安全です。不可能は불가능、不正確は부정확、不当は부당の形です。
| 表現・分類 | 中心となる意味 | 見分ける箇所 |
|---|---|---|
| 불가능 | 不可能 | 불-+가능 |
| 부정확 | 不正確 | 부-+정확(ㅈの前) |
| 부당 | 不当 | 부-+당(ㄷの前) |
혼자서는 불가능한 일이에요.
一人では不可能なことです。
불-は「可能」を打ち消します。이 정보는 부정확해요.
この情報は不正確です。
ㅈで始まる정확の前では부-になっています。「不正確」は불-ではなく부-を使う語です。不の読みは後ろの語ごとに決まっているので、語単位で確認します。
→ 이 정보는 부정확해요.
「不可能」は부-ではなく불-を使う語です。
→ 그 계획은 불가능해요.
参照した資料
文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。
- 国立国語院 標準国語大辞典「적」「-적(的)」が「그 성격을 띰」「그에 관계됨」「그 상태로 됨」の意味を加える接尾辞であることを確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「화」「-화(化)」が「그렇게 만들거나 됨」の意味を加える接尾辞であることを確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「성」「-성(性)」が「성질」の意味を加える接尾辞、「성-(聖)」が接頭辞であることを確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「별」「-별(別)」が「그것에 따른」の意味を加える接尾辞であることを確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「상」「-상(上)」が「그것과 관계된 입장」「그것에 따름」の意味を加える接尾辞であることを確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「제」「제-(第)」が「그 숫자에 해당되는 차례」の意味を加える接頭辞であることを確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「불」「불-(不)」が「아님, 아니함, 어긋남」の意味を加える接頭辞であることを確認。
- 国立国語院 標準国語大辞典「부」「부-(不)」が「아님」「아니함」「어긋남」の意味を加える接頭辞であることを確認。
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