韓国語学習記事

韓国語の二重受け身

보여지다は使ってよいか(보이다+-어지다)

「얼굴이 보여진다」のような보여지다は二重受け身にあたるのか。国立国語院 オンライン相談室の回答をもとに、보이다が受け身の動詞になる場合と使役の動詞になる場合を分けて整理します。

編集:語学ドリル|

最初に分けること:보이다が「見える」なら、-어지다を足さなくてよい

「見える」の意味の보이다はすでに受け身の動詞なので、さらに-어지다を付けた보여지다は二重受け身にあたります。「얼굴이 보인다」と書けば足ります。

国立国語院の온라인가나다(オンライン相談室)は、보이다が「보다」の피동사(受け身の動詞)であることを前提に、「얼굴이 보여진다」に-어지다を付けるのは불필요(不要)だと答えています。

回答は「얼굴이 보여진다 대신 얼굴이 보인다처럼만 써도 무방하므로, 이처럼 고쳐 쓰는 것이 바람직하다」(보인다と書けば足りるので、そう直して書くのが望ましい)という内容です。誤りと断定するのではなく、直すことを勧める書き方です。

別の回答では、「얼굴이 (아름답게) 보여졌다」の보여지다を、受け身の보이다に補助動詞の지다が-어지다の形で付いた二重受け身にあたるとしています。

形日本語のめやす手がかり
보이다(受け身)見える「보다」の피동사。主語は見える側。これだけで受け身の意味がある。
보여지다見える(受け身を重ねた形)受け身の보이다に-어지다を足した形。二重受け身にあたり、보이다に直すことが勧められている。
보이다(使役)見せる「얼굴을 보이다」のように目的語をとる。受け身の보이다とは別の構成。

산이 멀리서 보여요.

山が遠くから見えます。

受け身の보이다だけで「見える」を表します。自作の例文です。

친구에게 사진을 보여 줬어요.

友達に写真を見せてあげました。

使役の보이다(見せる)に-어 주다が付いた形です。自作の例文です。

例外:使役の동사に-어지다が付く形は二重受け身ではない

使役の動詞に-어지다が付いた形は、使役と受け身が同時に表れるだけで、二重受け身にはなりません。굽혀지다がその例です。알려졌다も、受け身の重なりとは見にくいとされています。

国立国語院は、使役の動詞である보이다(見せる)に-어지다が付いた보여지다なら、使役と受け身が同時に表現されているので二重受け身ではない、と答えています。ただし、実際の言語生活ではあまり出てこないだろう、とも述べています。

別の回答では、使役の動詞に-어지다を付けて受け身の意味を足せると説明し、「굽다」の使役動詞「굽히다」に-어지다が付いた「무릎이 굽혀졌다」を例に挙げています。

また、「알려졌다」(알리다+-어지다)と「떨어지게 될 것이다」は、どちらも受け身の表現が重なったものとは見にくい、という回答があります。

소문이 널리 알려졌어요.

うわさが広く知れ渡りました。

알리다に-어지다が付いた形で、国立国語院は受け身の重なりとは見にくいとしています。自作の例文です。

무릎이 굽혀졌어요.

膝が曲げられました。

굽히다に-어지다が付いた形です。国立国語院の回答の例にならった自作の例文です。

-게 되다に-어지다を重ねた形は、不自然になりやすい

受け身を表す形を二つ以上重ねると不自然になりやすい、と国立国語院は述べています。「먹게 되어지다」はその例として挙げられています。

国立国語院は、受け身の接尾辞、-어지다、-게 되다の構成はそれぞれ受け身の意味を表せるので、二つ以上を重ねると不自然になる可能性が高い、と答えています。

この回答は具体的な状況が分からないという前置きつきで、「먹어지게 되다」や「먹게 되어지다」は受け身の意味が重なって不自然になりうる、としています。断定ではなく、可能性が高いという書き方です。

되어지다について国立国語院が直接述べた回答は、今回の調査では見つかっていません。この記事は、確認できた回答の範囲だけで書いています。

× 교실에서 칠판이 잘 보여져요.

受け身の보이다に-어지다を重ねた形で、国立国語院は二重受け身にあたるとし、보이다に直すことを勧めています。

→ 교실에서 칠판이 잘 보여요.

× 밥을 먹게 되어졌어요.

-게 되다に-어지다を重ねると受け身の意味が重なり、不自然になる可能性が高いと国立国語院は述べています(回答は断定ではなく可能性の指摘です)。

→ 밥을 먹게 됐어요.

参照した資料

この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

確認状態

この記事は公開前に、内部リンク、見出し構造、表示品質、公開データの整合を自動検査しています。

確認状態
自動検査済み・人手確認未実施
内容版
版1
品質表示更新日

品質表示更新日は、自動検査の内容を見直した日です。この記事の内容を更新した日は、記事の上部の「内容更新」に書いています。