韓国語学習記事

韓国語の程度副詞「더・가장・제일・덜・훨씬」の使い分けガイド

「もっと」の더、「いちばん」の가장・제일、「あまり〜ない」の덜、「ずっと」の훨씬を、国立国語院の標準国語大辞典の語義と用例から整理します。比べる相手を示す「-보다」「-에서」との組み合わせも、辞典の用例で確認できる範囲で扱います。

結論:더・덜は基準との差、가장・제일は「いちばん」、훨씬は差の大きさ

더は「基準より程度が強い」、덜は「基準より程度が弱い」、가장・제일は「多くの中で最も」、훨씬は「差が大きい」を表す副詞です。どれも形容詞・動詞の前に置きます。

標準国語大辞典は、더を副詞として登録し、語義を「계속하여. 또는 그 위에 보태어」「어떤 기준보다 정도가 심하게. 또는 그 이상으로」の2つ示しています。用例は「더 먹다」「날씨가 어제보다 더 춥다」です。辞典は、더の「반대말」として덜を挙げています。

덜は副詞で、語義は「어떤 기준이나 정도가 약하게. 또는 그 이하로」です。用例は「이 사탕이 저 사탕보다 덜 달다」「자전거가 자동차보다 덜 빠르다」で、反対に더には「반대말 덜」と注記があります。

가장は副詞で、語義は「여럿 가운데 어느 것보다 정도가 높거나 세게」です。用例に「그 아이가 우리 반에서 가장 빠르다」があり、比べる範囲を「-에서」で示す形が確認できます。

훨씬は副詞で、語義の1つ目は「정도 이상으로 차이가 나게」です。用例は「상대 팀은 예상보다 훨씬 강했다」「교통 시설의 발달로 여행이 옛날보다 훨씬 편리해졌다」です。

なお、日本語で「比較級・最上級」と呼ぶ整理は、辞典の語義注記にある用語ではなく、このガイドでの整理です。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
더基準より程度が強い。また、さらに加えて(副詞)辞典の用例は「날씨가 어제보다 더 춥다」「더 먹다」。反対は덜
덜基準より程度が弱い・基準に達していない(副詞)辞典の用例は「이 사탕이 저 사탕보다 덜 달다」「잠이 덜 깨다」。反対は더
가장多くの中で最も程度が高い(副詞)辞典の用例は「우리 반에서 가장 빠르다」
제일多くの中で最も(副詞)。名詞の用法もある辞典の用例は「나는 과일 중에 사과를 제일 좋아한다」。준말は젤
훨씬程度以上に差が大きい(副詞)辞典の用例は「예상보다 훨씬 강했다」

가장と제일:辞典では제일に名詞の用法もある

副詞としての가장と제일は、辞典の語義が「여럿 가운데 가장」と重なります。제일は名詞としても登録されています。

標準国語大辞典の제일(第一)には、名詞と副詞の両方があります。名詞の語義は「여럿 가운데서 첫째가는 것」で、用例は「감기에 걸렸을 때는 쉬는 게 제일이다」です。副詞の語義は「여럿 가운데 가장」で、用例は「세상에서 제일 무서운 이야기」「나는 과일 중에 사과를 제일 좋아한다」です。

辞典は준말として젤を示し、「‘제일’과 ‘젤’은 모두 표준어이다」と注記しています。このため、젤も標準語として扱われます。

辞典の語義上、가장は「정도가 높거나 세게」、제일(副詞)は「가장」と説明されています。両者の使い分けを辞典が細かく規定しているわけではないので、このガイドでは、副詞として同じ位置に置ける語として並べています。

그 아이가 우리 반에서 가장 빨라요.

その子はうちのクラスでいちばん速いです。

辞典の用例「그 아이가 우리 반에서 가장 빠르다」を해요体にした形です。

나는 과일 중에 사과를 제일 좋아해요.

私は果物の中でりんごがいちばん好きです。

辞典の用例「나는 과일 중에 사과를 제일 좋아한다」を해요体にした形です。

감기에 걸렸을 때는 쉬는 게 제일이에요.

風邪をひいたときは休むのがいちばんです。

제일が名詞として使われる辞典の用例を해요体にした形です。

더・덜・훨씬は「-보다」で比べる相手を示す

辞典には、더・덜・훨씬を「-보다」とともに使う用例があります。「날씨가 어제보다 더 춥다」「이 사탕이 저 사탕보다 덜 달다」「예상보다 훨씬 강했다」です。比べる相手を「-보다」、程度を더・덜・훨씬が表す組み合わせです。

一方、가장・제일の辞典の用例には「-보다」が出てきません。範囲を示すときは「우리 반에서」「세상에서」「과일 중에」のように、「-에서」や「중에」を使っています。

훨씬の綴りについて、辞典は한글 맞춤법 第5項(濃音は次の音節の初声を濃音で書く規定)にもとづき、「훨신」ではなく「훨씬」と書くと注記しています。

날씨가 어제보다 더 추워요.

天気が昨日よりもっと寒いです。

辞典の用例「날씨가 어제보다 더 춥다」を해요体にした形です。

이 사탕이 저 사탕보다 덜 달아요.

このあめはあのあめより甘くありません。

辞典の用例「이 사탕이 저 사탕보다 덜 달다」を해요体にした形です。

여행이 옛날보다 훨씬 편리해졌어요.

旅行が昔よりずっと便利になりました。

辞典の用例「여행이 옛날보다 훨씬 편리해졌다」を해요体にした形です。
× 덜を「もっと」の意味で使う

辞典の語義は「어떤 기준이나 정도가 약하게」で、더の반대말です。

→ 程度が強いときは더、弱いときは덜を使います。

× 훨신

辞典は한글 맞춤법 제5항により、「훨신」ではなく「훨씬」と書くと注記しています。

→ 훨씬と書きます。

参照した資料

文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

  • 国立国語院 標準国語大辞典「더」副詞。「계속하여. 또는 그 위에 보태어」「어떤 기준보다 정도가 심하게. 또는 그 이상으로」の語義と、「더 먹다」「날씨가 어제보다 더 춥다」の用例、「반대말 덜」の注記を確認。
  • 国立国語院 標準国語大辞典「덜」副詞。「어떤 기준이나 정도가 약하게. 또는 그 이하로」の語義と、「이 사탕이 저 사탕보다 덜 달다」「잠이 덜 깨다」の用例、「반대말 더」の注記を確認。
  • 国立国語院 標準国語大辞典「가장」副詞。「여럿 가운데 어느 것보다 정도가 높거나 세게」の語義と、「그 아이가 우리 반에서 가장 빠르다」の用例を確認。
  • 国立国語院 標準国語大辞典「제일」제일 4(第一)に名詞「여럿 가운데서 첫째가는 것」と副詞「여럿 가운데 가장」があること、用例「감기에 걸렸을 때는 쉬는 게 제일이다」「나는 과일 중에 사과를 제일 좋아한다」、「준말 젤」と「‘제일’과 ‘젤’은 모두 표준어이다」の注記を確認。
  • 国立国語院 標準国語大辞典「훨씬」副詞。「정도 이상으로 차이가 나게」の語義と、「예상보다 훨씬 강했다」「여행이 옛날보다 훨씬 편리해졌다」の用例、한글 맞춤법 第5項により「훨신」ではなく「훨씬」と書く旨の注記を確認。

確認状態

この記事は公開前に、内部リンク、見出し構造、表示品質、公開データの整合を自動検査しています。自動検査は言語的な正しさを保証するものではありません。

確認状態
自動検査済み・人手確認未実施
内容版
版1
品質表示更新日