韓国語学習記事

韓国語の「〜と」を表す助詞ガイド|와/과・하고・(이)랑の使い分け

「友達と行く」「りんごとみかん」の「と」にあたる助詞には、와/과・하고・(이)랑があります。国立国語院の標準国語大辞典と韓国語基礎辞典の語釈・用例をもとに、3つの助詞が表す意味と、前の語の終わりの形(받침)で変わる付け方を整理します。

編集:語学ドリル|

どの助詞も「一緒にする相手」「名詞をつなぐ」など同じ働きを持つ

標準国語大辞典は、와・과・하고・(이)랑のいずれにも、「일 따위를 함께 함」「상대로 하는 대상」「둘 이상의 사물이나 사람을 같은 자격으로 이어 줌」の語釈を載せています。「〜と一緒に」「〜を相手に」「AとB」の3つの場面で、3種類とも使えます。

辞書の用例では、「친구와 테니스를 쳤다」「나하고 놀자」「동생이랑 싸웠다」のように、一緒にする相手や、けんかなどの相手を表しています。名詞をつなぐ用例は「개와 고양이」「붓하고 먹을」「떡이랑 과일이랑」です。

韓国語基礎辞典も4語の語釈を、比較の基準・相手・一緒にする対象・名詞をつなぐ、の4つに分けて載せています。意味の面では、3種類の助詞に大きな違いはありません。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
와/과함께 하는 대상・상대・비교의 기준・같은 자격으로 이어 줌辞書に구어の注記がない
하고와/과と同じ義(구어체로)標準国語大辞典が全義に「구어체로」、韓国語基礎辞典が「주로 구어에서 쓴다」と注記
(이)랑함께 하거나 상대로 하는 대상・비교의 기준・같은 자격으로 이어 줌받침の有無で랑と이랑に分かれる

어제는 친구와 테니스를 쳤다.

昨日は友達とテニスをした。

標準国語大辞典の와「함께 함」の用例です。

나하고 놀자.

私と遊ぼう。

標準国語大辞典の하고「함께 함」の用例です。

오늘 동생이랑 싸웠다.

今日、弟(妹)とけんかした。

標準国語大辞典の이랑「상대로 하는 대상」の用例です。

辞書が「話し言葉」と注記しているのは하고だけ

標準国語大辞典は하고のすべての義に「(구어체로)」、韓国語基礎辞典は하고の4つの義すべてに「주로 구어에서 쓴다」と注記しています。와/과と(이)랑には、どちらの辞書にもこの注記がありません。

ここで言えるのは、辞書が하고を話し言葉として扱っていることまでです。(이)랑についても、辞書の語釈や注記には文体の限定がありません。「(이)랑は하고より砕けた言い方だ」といった説明は、国立国語院の辞書では確認できていないため、当サイトでは断定しません。

文章を書くときに3つのどれを選ぶかは、このガイドの根拠だけでは決められません。辞書の注記から読み取れるのは、하고が話し言葉の助詞として載っているという点です。

와/과と랑/이랑は、前の語に받침があるかで付け方が変わる

韓国語基礎辞典は、와を「받침 없는 명사 뒤에 붙여 쓴다」、과を「받침 있는 명사 뒤에 붙여 쓴다」、랑を「받침 없는 명사 뒤」、이랑を「받침 있는 명사 뒤」と説明しています。하고だけは받침に関わらず同じ形で付けます。

例えば친구(받침なし)には친구와・친구랑、동생(받침あり)には동생과・동생이랑を付けます。標準国語大辞典も랑4に「받침 없는 체언 뒤에 붙어」、이랑2に「받침 있는 체언 뒤에 붙어」と記しています。

하고は標準国語大辞典で「체언 뒤에 붙어」とあるだけで、받침による使い分けの記述はありません。そのため、받침の有無を考えたくないときは하고が簡単です。

친구와 수영을 배우기로 했다.

友達と水泳を習うことにした。

韓国語基礎辞典の와の用例です(친구は받침なし)。

아이는 동생과 놀이터에서 시소를 타고 있었다.

子どもは弟(妹)と遊び場でシーソーに乗っていた。

韓国語基礎辞典の과の用例です(동생は받침あり)。

나는 친구들이랑 영화를 보러 갔다.

私は友達と映画を見に行った。

標準国語大辞典の이랑の用例です(친구들は받침あり)。
× 친구과 수영을 배웠다.

과は받침のある名詞の後に付ける助詞です。친구は받침がないため、韓国語基礎辞典の説明では와を付けます。

→ 친구와 수영을 배웠다.

× 동생랑 싸웠다.

랑は받침のない体言の後に付く形で、동생のように받침がある語には이랑を付けると標準国語大辞典は示しています。

→ 동생이랑 싸웠다.

名詞を並べるとき、最後の名詞にも助詞が付く形がある

辞書の用例には、하고・랑・이랑で最後の名詞にも同じ助詞を付ける形(「어머니하고 언니하고 다」など)と、付けない形(「붓하고 먹을」)の両方が載っています。

標準国語大辞典の하고の用例は「어머니하고 언니하고 다 직장에 나갔어요」(最後にも하고が付く)と「붓하고 먹을 가져오너라」(最後には付かない)の両方です。이랑も「떡이랑 과일이랑 많이 먹었다」で最後に付き、韓国語基礎辞典の「라면이랑 볶음밥을」では付いていません。

와/과の用例は「개와 고양이」「경숙과 민희는」のように、最後の名詞には付いていません。ただし、どちらの形を使うべきかを説明した辞書の文は確認できていません。用例から言えるのは、どちらの形も辞書に載っているということまでです。

붓하고 먹을 가져오너라.

筆と墨を持って来なさい。

標準国語大辞典の하고の用例です。

어머니하고 언니하고 다 직장에 나갔어요.

母と姉と、みんな仕事に出ました。

標準国語大辞典の하고の用例です。

떡이랑 과일이랑 많이 먹었다.

お餅と果物をたくさん食べた。

標準国語大辞典の이랑の用例です。

迷ったときの選び方

どの助詞でも意味は同じなので、前の語に받침があるかを見て、あれば과・이랑、なければ와・랑を選びます。받침を気にしたくなければ하고を選びます。

  1. 친구___ 영화를 봤다(友達と映画を見た)친구は받침なしなので、와・랑・하고のどれでも文になります。
  2. 동생___ 싸웠다(弟とけんかした)동생は받침ありなので、과・이랑・하고のどれかを選びます。
  3. 사과___ 감을 샀다(りんごと柿を買った)사과は받침なしなので、와・랑・하고のどれかを選びます。

参照した資料

文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

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