韓国語学習記事

韓国語「바라다」と「바래다」の書き分けガイド|願うは바라で바래ではない

「〜してほしい」を바래요と書く例が口語で広がっていますが、国立国語院はこれを誤りとしています。標準国語大辞典とオンライン相談室の一次資料から根拠を整理します。

結論:願う気持ちは바라で書く

「願う」という意味の動詞は「바라다」と書き、活用形も「바라」が正しい形です。「바래다」は色があせる、人を見送るという別の意味を持つ動詞です。

国立国語院 標準国語大辞典は「바라다」を動詞として登録し、「생각이나 바람대로 어떤 일이나 상태가 이루어지거나 그렇게 되었으면 하고 생각하다(考えや願いどおりに、ある事や状態が実現する、またはそうなってほしいと思う)」という語義を示しています。

同じ辞典で「바래다」を調べると、바래다1「볕이나 습기를 받아 색이 변하다(日光や湿気を受けて色が変わる)」、바래다2「가는 사람을 일정한 곳까지 배웅하거나 바라보다(去る人をある場所まで見送る、または見つめる)」という、바라다とは全く別の二つの語義が登録されています。

× 다시 만나기를 바래요.

「願う」という意味の動詞は「바라다」で、活用形も「바라」が正しい形です。国立国語院はこの活用を標準としていません。

다시 만나기를 바라요.

× 티셔츠 색이 바라서 다시 샀어요.

色があせるという意味では「바래다」を使います。「바라다」は願うという別の意味の語です。

티셔츠 색이 바래서 다시 샀어요.

混同される理由:活用形が「바래」になる別の動詞につられる

바라다の活用形は바라(語幹라に아が付いても形が変わらない)ですが、바래다1・바래다2は自然に바래という活用形になるため、この形を바라다にも当てはめてしまう誤用が広がっています。

国立国語院オンライン相談室(2024年11月22日回答)は「바라다와 바래다 중 어느 것이 맞나요?」という質問に対し、「'원하다'의 의미인 동사는 '바라다'로 쓰는 것이 바르며, 그 활용형 역시 '바라'로 쓰는 것이 바릅니다(『願う』という意味の動詞は『바라다』と書くのが正しく、その活用形も『바라』と書くのが正しい)」と回答しています。

同じ回答は「'자라다'의 활용형을 '자라'처럼 쓰고 '자래'처럼 쓰지는 않음을 참고하시기 바랍니다(『育つ』を意味する자라다の活用形を자라と書き、자래とは書かないことを参考にしてください)」と、同じ語尾を持つ別の動詞자라다との比較で説明を補っています。標準国語大辞典には바래다3として바라다を指す参照表示もありますが、これは바래다が바라다の正しい表記だという意味ではなく、바라다の項目を見るようにという辞書上の案内にすぎません。

表現・分類中心となる意味見分ける箇所
바라다願う(動詞)活用形は바라。標準国語大辞典の語義『생각이나 바람대로...하고 생각하다』
바래다1色があせる(動詞)活用形は바래。語義『볕이나 습기를 받아 색이 변하다』
바래다2見送る(動詞)活用形は바래。語義『가는 사람을...배웅하거나 바라보다』

使い分けを例文で確認する

実際の文で比べると、바라다は物事の実現を願う場面、바래다は色の変化や見送りという、意味の異なる場面で使われることが分かります。

합격하기를 진심으로 바라요.

合格することを心から願っています。

願うという意味の바라다の活用形바라요です。

청바지 색이 많이 바랬어요.

ジーンズの色がだいぶあせました。

色があせるという意味の바래다1です。바라다とは意味が異なります。

공항까지 친구를 바래다 줬어요.

空港まで友達を見送ってあげました。

見送るという意味の바래다2です。

参照した資料

文法項目と学習段階の整理には、国立国語院の公開資料を参照しています。この記事の日本語説明と例文は語学ドリルが作成したものです。

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